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CHAOS;CHILD ネタバレ感想 後編 (さよなら、大好きな人)

(今更ながら、ゲーム『Chaos;Child』をプレイしました)
CHAOS;CHILD
CHAOS;CHILD




それでは、前編の続きです!
ここから下は『Chaos;Child』ネタバレが満載なので、未プレイの方はブラウザバックをオススメだ!




『RealSkyEnd』(来栖エンド)

ブシロードスリーブコレクションHG (ハイグレード) Vol.1212 CHAOS;CHILD 『来栖乃々』

尾上と来栖のキャットファイト、最高でした!

終わり方も、これまでにないくらいハッピーな感じだったし……ルートとしては一番好きでしたね。巻き起こるイベントも、明かされる真実も面白かったし。文句のつけようがなかったです。

個人的に、気に入った点を挙げるとすると  


・本ルートにおける尾上
ルート自体が「尾上が来栖を殺そうとしているところ」から分岐したため、尾上の化けの皮が剥がれた状態で来栖や拓留に接してくるので、終始「ブラック尾上」だったのが最高。
それと、このルートの序盤で語られた、尾上があんな事件を起こした理由について  もちろん本質にあるのは「拓留の願いを叶えるため」というものなんだけど、実は……「自分よりも拓留に必要とされてる伊藤や来栖を殺したい」という感情があり、それもあんな事件を起こした理由の一つ  という真実には、かなり驚かされました。

というか、このルートを通ることでようやく、尾上世莉架の在り方がわかった気がした……彼女の一番の望みは、もちろん「拓留の望みを叶える、楽しませる」なんだけど。本来は純粋にそれだけを求める存在だった、「人形」だった彼女が、日々生活を営むうちに、徐々に人間らしくなってしまい  嫉妬心も覚えて、ああいう「私だけが拓留の望みを叶えてあげられるんだもん!」状態に……端的に言えばヤンデレ状態になったんだなあ、と。

ただ、ヤンデレとは書きましたが、これはちょっと正確ではなくて  このルートにおいて最後、拓留が「泉里と一緒に生きたい」と願ったときに、その願いを叶えるために自分が身を引く(殺される)という選択ができるあたり、彼女は本当に「拓留のため」しか自分の中にない女の子なんだなあ、と思いました。
とまあ、ごちゃごちゃ書きましたが、要するに  来栖に嫉妬して、「これまでの尾上」の声で「私ね、ぜーんぶ知ってる」とかヒールな台詞を言う黒尾上は最高だったということです。なんて酷いまとめだ。

どうでもいいけど、来栖の真実を全部暴露したあとの、尾上に対して  

尾上「女って怖わ~い」
「おめえだよ!!!w」

ってツッコミを入れたのは、僕だけじゃないはず。女って怖い。


・前半の家族団らん
えがったね。これは、えがったね……これがあることで、後半の展開が引き立ったよね。
なんというか終始、「来栖と拓留、結人とうきの、この感じ……完全にもう父、母、息子、娘の四人家族やないか!」って感じで、ニヨニヨしっぱなしでした。
印象的だったのは、買い出しの時に、福引のおっちゃんに姉弟みたいだと言われた来栖が  「でも……嬉しいけど、ちょっと残念かな?って言ってる場面ですかね。あれは良かった。こういうのが地味に入ってるの、実によきかな。
メリハリというかね、こういうあったかいシーンがあるからこそ、この次の項目の面白さにも繋がりますよね  


・来栖の正体
ルートの途中から何となくわかってはいたけど、それでも驚きました。
というかこの作品、こういう「彼女の正体は実は……」っていうので驚かせるの、得意よね! 尾上しかり、蒼崎さんしかり。まさか新聞部の中に、あんだけ話題になっていた南沢泉里がいるとは思わんでしょ……。

正直、泉里の嘘がバレた時に拓留が激高した時点で  「ああ、このルートもハッピーエンドは無理か……(泣)」って思ってたんだけど、泉里ちゃんが救われてよかったです!
それこそ、彼女が家族を騙した理由としても、これ以上実験されたくなかったから……「私だって幸せになりたい」と思ったから、っていうのも、非常に人間臭くてよかった。だから結局その嘘は、利己的な嘘なんだけど、それでもその理由には「じゃあしょうがない」っていう説得力があるよね。

なので、彼女にはこれから、自分らしい自分で、ちゃんと幸せになって欲しいですね……具体的には、拓留とイチャコラとかすればいいと思う。有村がイラつくレベルで乳繰り合ってればいいと思う。

拓留「泉里……」
泉里「なあに?」
拓留「おかえり」
泉里「…………」


「うん。ただいま……



早く結婚しろ。末永くお幸せになれ。




『SilentSkyEnd』(TRUEエンド)

CHAOS;CHILD 公式資料集 Here Without You (電撃の攻略本)

いやあ……切なイイ! 切ないけどすげえ良いエンディングでした。

展開としては共通ルートの延長線上で、「拓留と尾上のエピローグ」を描いた形の、本ルート……わかっちゃいたけど、あの結末は刺さったよね。悲しいからこそ、美しいエンディングだよね。
それでは以下より、項目別の感想をば。


・碧朋学園はカオスチャイルド症候群者たちの収容施設だった。
……なんというか、この驚きはいらなかったなあ!w
ぶっちゃけ、彼ら彼女らが「本当は老人」だとすると、これまで僕が萌えたり、燃えたりした様々な場面でも、彼ら彼女らはあんな状態だったんだと思うと、やっぱ冷めるからね。おばあちゃん状態の来栖、割とショックやった……。
どうでもいいけど、このトゥルーをやり始める前にちょうど、『Chaos;Child らぶchu chu!』をアマゾンで購入したところだったので、なおさら「騙された!」感が半端なかったです。騙された!

ただ、「妄想」がテーマのこのゲームに「実は学園の生徒みんなが妄想の世界にいた」というオチを持ってきたこと自体は、本当に面白いんだよなあ。知って気分のいい設定ではなかったんだけど、作品の在り方としては抜群。こういうサプライズを仕込むのが、本作はマジで上手いと思います。


・300人委員会と、拓留の決着
くそったれなゲーム、というワードがここで生きてくるか! とまた驚かされました。
正直な話、300人委員会についてはあんまり気にしてなかったというか、とりあえず敵だろ? 的な理解しかしてなかったので、和久井が喋った真実は興味深かった。決着も  やつらを出し抜いた、という終わりではなかったものの、いい形に落ち着いたと思います。

あと地味に、「尾上が『ああいうこと』をやってなかったら、カオスチャイルド症候群者に対するストレステストの一環として、我々が『ああいうこと』をやるつもりだったっていう真実にはビックリした。なるほど、尾上が好き放題事件を起こしてることに、300人委員会が寛容すぎるだろと思ってたけど、あの行動は咎められるどころか、むしろ奴らにとってありがたい行動だったわけだ。

ラスボスって感じではなかったものの、物語の裏で暗躍するスパイスとして、面白い組織でした。  ただ、シュタゲの時も思いましたが、全容が謎すぎるけどな。その辺り、ちゃんとした設定があるのだろうか。


・ラストの展開について。
何度も言うけど、悲しいからこそ美しい、そんな最後でした。
確かに、尾上がああいうことをしてしまった以上、拓留が取るべき選択としてはあれしかなかった。

『尾上を「普通の女の子」にする』
『彼女の代わりに「犯罪者」になる』

上記二点は、例え拓留が全て悪い訳ではないとしても、彼女を生んだ拓留が負うべき責任だったと思います。
……ただ、そうは思うんだけど、それでも切ないよなあ! 彼が尾上に対してできる唯一の贖罪が、無関係になることだなんて、ちょっと皮肉が効きすぎてるよ。


尾上《実はこれが“嘘”だってことを、私は知っている。》


しかも、そうして切り離した尾上も、ぼんやりと……「今の自分で、過去の私本当」だっていうことに気づいてるのが、またなんとも切ないよね。
だけど、その嘘を許容して。本当を手放して。……彼女は、最後。

拓留のことを指して  
友達「誰、あれ? 知ってる人?」


尾上  ううん。知らない人


そう、拓留に言うっていうね。……胸が痛いよー!
ただ、これに関しては思うところがあって……こっからは完全に僕の妄想。個人的解釈なんだけど  たぶん尾上は、拓留が「尾上には『普通の女の子』として生きて欲しい」って望んでたことを、なんとなくわかってたんじゃないかな。
つまりは最後、ヒカリヲで演劇を見て、ぼんやり自分の在り方というものを思い出した彼女は……無意識的にか、意識的にか。拓留のその願いを叶えんと、彼にこう言うことを決めたんじゃないかなあ、と。  だからきっと、あの言葉は。

尾上が望んだ言葉じゃなくて、彼が望んだからこそ彼女が言った言葉だった

そう考えるのが、自然な気がしました。
というか、そもそもの話をするなら、尾上は……。


来栖ルートにて。拓留の剣をその身に受けた後  

尾上「タクのこと……よろしくね……」


拓留が望むのなら、邪魔になる自分が殺されるのも厭わないほど、拓留のことしか考えられない女の子ですから。
だからあの冷たい決別の言葉も、彼のために紡がれたのではないかなあ、と。僕はそんなことを思いました。  そして、そう仮定すると更に悲しい。ほんとつらい。


<拓留>
《二度と会うことはなく……。
 決して重ならない道を歩いていく……。



   僕たちはこうして、一緒に生きていくんだ




こういう形でしか、一緒に生きられない二人。
その在り方は酷く悲痛で、だけど  だからこそ。
それは、恋慕や情愛では足りない、純愛に満ちた結末でした。

……余談だけど、この「ヒロインと主人公が分かれて終わる」エンディングって、もしかしたらシュタゲ「ヒロインと主人公が再会して終わる」ことに対するカウンターなのかなって思った。だとしたら、あの名作を別角度から超えようとする気概が見れて、カッコイイと感じたんだけど……考えすぎかな?




総合的な感想

面白かった! けど、悲しいエンドが多かった!(泣)
ただ、作品としては非常に魅力的。世間の評価が高かったから、何の気なしに買ってみただけの本作だったけど……評価が高いのもうなずける。それこそ前作の『カオスヘッド』にも手を出したくなるくらいの名作でした。
さて、それじゃあ余韻が引いたら、『Chaos;Child らぶchuchu!』でもやって、有村とハッピーなエンドを迎えてやるぜ! やっほう!



以上、『Chaos;Child』の感想でした。
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CHAOS;CHILD ネタバレ感想 前編 (いつか君にハッピーエンドを)

(今更ながら、ゲーム『Chaos;Child』をプレイしました)
CHAOS;CHILD - PS4
CHAOS;CHILD - PS4

いやあ、面白かったあああ!!!

なんというか、割と話の終わり方がバッドめというか、どのルートでもハッピーな感じでエンディングを迎えることはできなかったので、ハッピーエンド好きとしてはもにょる感情がないでもないんですが  作品としては抜群。非常に良質なADVでした。
なにより、もう五ヵ月も更新していなかった本ブログの記事をこうして書かされている時点で、いかに僕がこのゲームにやられたのか、わかってもらえるかと。いやほんと、面白かったよ……すげえ好きだよこの作品。




それでは以下より、各ルートごとのネタバレ感想になります。
作品を未プレイの方は、ブラウザバックをオススメだよ!




『OverSkyEnd』(共通ルート一週目エンド)

CHAOS;CHILD- ブランケット

いやー、最高でした!

特に後半、結衣ちゃんが箱入り娘にされてからは怒涛の展開で、驚くことばかりだった。  個人的には、尾上の『拓留のイマジナリーフレンドが形を成した存在』っていう設定は、刺さりすぎた。素晴らしい。
また、それを含め、最終的にいろいろと明らかになっていく事実が驚愕で、カオスチャイルドがどうして評価されてるのかもわかる出来でした。
特に、面白いと思ったのは  

・力士シールは十一番目のロールシャッハ
最初の方にさらっとロールシャッハの伏線入れてたのも芸が細かい。

・結衣ちゃんの殺し方
悪趣味すぎてやられた。これ考えついた人ほんとやばい。

・尾上が犯人
ゲロカエルんストラップによって判明する展開、イイ。

・来栖の死
そんな気はしてたけど、やっぱ刺さったよね……手紙で泣いたよね!

・尾上の在り方
彼女の設定は切な過ぎて好きすぎる。

・佐久間のオヤジを倒す展開
暗闇の中に妄想を作って、そこに彼を呼び出して、現実だと錯覚させて  って結構トリッキーで興奮した。音楽も素晴らしい。

・拓留が事件の犯人
正確には、拓留が「やりたいことをやらせてよ……」と主人公になりたい願望を抱いてしまったがために、それを曲解というか、まっすぐ叶えようとしすぎて、彼の大切な人を奪ってまでゲームとして仕立て上げてしまった、尾上  幼少期拓留の願いが犯人、という感じか。

  とまあ、このあたり。前半はワクワクしながら事件を追いつつも、妄想トリガーで楽しませてもらい……後半は怒涛の展開と、それをひっくり返す事実(実は全部拓留が黒幕)に楽しませてもらいと、読み物としてなかなか最高でした。

ただ、最初のエンドだからか、ラストが微妙かな……拓留が尾上を普通の人間にする、という展開はグッド。だけど最後、彼女と共に逃避するというのは、なんか拓留の決意とも違う方向に終わった感じ。
最終的に自罰的な感情で押しつぶされそうになってた拓留が、尾上と病院を一緒に逃げ出して  というのは、なんだかモヤッとした思いが残りました。尾上としては拓留と逃げられたらそれでもまあ幸せというか、最悪ではない気がするけど、拓留はそうして二人で幸せになることを許せないと思うんだけどな……。




『DarkSkyEnd』(有村エンド)

ブシロードスリーブコレクションHG (ハイグレード) Vol.1213 CHAOS;CHILD 『有村雛絵』

どうしてこうなった。

個別ルートに入りたてのころ、拓留が有村と徐々に打ち解けて  デートなんかでイチャついてる時には「……おお、普通のギャルゲーっぽい! 最高!」ってニヨニヨしながらプレイできてたのに……あの最後ですよ! ふざけるな!

だいたい、拓留は有村のために体を張ったんだから、最後には報われてほしかったし  それは有村も同様です。このルートで開示された有村の過去は、なかなかにヘビーなものだったので、せめてこのルートだけでも幸せになって欲しかったのに……個別ルートに入ってむしろ不幸になるってどういうことさ。

いやほんと、『Dark sky end』って表示が出た時に、「え、これバッドエンドだよな? 雛絵編には別のトゥルーエンドがあるんだよな?」って思い、ネットで調べたところ、これがトゥルーだと知った時の驚きったらなかった。ライターこの野郎って思った。

もちろん、拓留がぶっ刺されたあとすぐに、有村が部室で目を覚まして、なんか普通のギャルゲーのエンドみたいになったのを見て「??? なんか、カオチャっぽくなさ過ぎて怪しいぞ」となったし  不穏なエンディング曲が流れ始めた時には、やっぱり嫌な予感はしてたんだけど……あそこまでバッドなエンドだとは思ってなかったよね。拓留の遺体を抱きしめる有村のCGとか、見たくなかったから……!!!

そんなわけで、雛絵編を総括すると  犯人は有村のお母さんでした、というのは、あまり驚きがなくて拍子抜けだったし、ラストは報われなさすぎだしで、あんま好きなルートではなかったんですが  前半、有村とイチャコラしてるのが楽しかったので許した、そんなルートでした。

どうでもいいけど、有村とのデートの時の妄想トリガーで、ネガティブを選ぶと  「拓留が有村のデートのエスコートに失敗して、童貞ヤロー的なことを言われて、それがニュースになる」みたいな展開があったけど、あれすっげー好きだった。あれで、店選びに失敗し続ける拓留に、有村が  

有村「もういいっつってんだよ!」
  「次なんかねーよ!


ってすげー勢いで怒ってたの、くっそ好き。




『DeepSkyEnd』(香月エンド)

ブシロードスリーブコレクションHG (ハイグレード) Vol.1214 CHAOS;CHILD 『香月華』

は、華ちゃんとのイチャイチャはどうなりましたか?(そこかよ)

終盤の展開は、和久井とかいうクソ野郎にいいようにされる→巨人出してボコす、っていうカタルシスのあるもので、良かったんだけど  なんだろう、あんまり香月と「普通の状態で」距離を縮めるイベントがなかったからか、彼女のキャラは好きなんだけど、ルートとしてはそんなに……って感じでした。

そもそも、最初に起きたことが「先輩を助けるために香月が杯田理子を殺す」というイベントなので、そこからルートを通してずーっと暗いテンションのままだったのが、微妙だったなあ。他の個別ルートでは、仮初的な明るい展開→本題の暗い展開っていう流れがあって、それが好きだったんだけど……それがなかったのが残念でした。

ただ、お話の展開としては、ムダが無くてよかった。香月の能力によって渋谷がとんとん拍子に混沌としていくさまを見れるのは、このルートならではですよね。
それと、(個別ルートなんだから当然だけど)香月というキャラクターの魅力的な部分が垣間見えたのもナイス。彼女が今まで喋らなかった理由とか、新聞部に凄い恩義を感じてることとか  あとラストで、絶望的な状況でも来栖を助けたいと思うほどの「負けず嫌い」だとわかったのとか、好きだった。
終盤、拓留がすげえ情けないことになってる時に、泣きながら。


香月「私、乃々先輩、助けたい!
  「助けたいよぉ……!」



って言った場面を読んで、この子強いなあ……!って関心しました。やっぱりあれか、土壇場で強いのは女の子の方なのか……。

そんな訳で総括すると  全体的な展開は悪くなかったし、香月華というキャラクターも魅力的だったので、楽しく読めたものの……香月とフラットな状態でイチャコラできなかったので不満が残る、という感じのルートでした。
それと、最後投げっぱなしエンドだったのは、あんまり好きくない。あの二人、あれからそこそこ幸せになれたんかな……なんというか、明るい未来は想像しづらいけども!

余談だけど、このルートにおいて  尾上が、「拓留が楽しむためなら、拓留自身が死んでもいい的な発言をしてて、改めて彼女の特異性というか歪さが垣間見えて、そこは良かったです。
しかも、じゃあ宮代くんが死んだらどうするの、という和久井の質問に  「彼が死んだら、私にその先なんてない」って言ってんのもすごい。あの和久井が「君は徹底的に狂ってるね」って驚いてたからね。尾上さんマジ尾上さん。




『DreamSkyEnd』(うきエンド)

ブシロードスリーブコレクションHG (ハイグレード) Vol.1215 CHAOS;CHILD 『山添うき』

とても良かった。けど悲しかった……! 最後泣いた。

ルートとしては、来栖ルートに次いで最高の出来。あからさまに「妄想の世界」だっていうことはわかってたけど、それをわかったうえで「幸福な日常」を読むのも楽しかったし、世界が綻び始めてからの展開も素晴らしい。  個人的には、様々な場所や状況において、来栖や尾上からのノイズ交じりのメッセージが届くのが、非常にワクワクしました。それと途中、いつも混雑してる渋谷駅が無人になったりと、妄想の世界だからこそできるそういう描写も好きだった。

ただ、一つ苦言を呈すなら……せっかく「蒼崎夢」っていう最高の設定を持ったキャラ(いうなれば「大人版うき」)を作ったんだから、彼女とデートしたりなんだりっていう「蒼崎にも愛着を持てる」展開も経たうえで、ラスト  あれは「拓留に憧れたうきの姿」でした、というオチをつきつけて欲しかった。あれがうきだっていうのは、なんとなくわかってたので……もうちょっと、うきと拓留の二人の間だけで、イチャイチャがあって欲しかったなあ。

とは言え、ルートとしては最高。
実はうきが作った世界でした、というのは読めたけど……拓留がうきを殺してしまい、その彼女が最後に望んだ夢の世界が、あそこでした  というのは刺さった。
うきはみんなと家族になりたかった、新聞部の一員になりたかった、そして  拓留と恋仲になりたかった。今わの際に、そういった思いがあふれ出し、その結果あの世界を作ったと考えると、ほんと泣ける。報われて欲しかった。

でも、最後  


拓留僕が君の世話をして生きていくよ……。いつかやってくる、君の幸せのために……」


植物人間状態のうきに、拓留がそう言って物語が終わっていくのは、もの悲しいけどすげえ美しいんだよな……。これまで「他人の世話をして、他人に幸せを与える」ことを至上としてきたうきが、最後に立場が逆転し、拓留に幸せを与えられる立場になる、っていうのは、皮肉が効いてるというか、きれいなオチというか……。

それにしたって、うきにはちゃんとした形で、幸せになって欲しかったけどな!(泣)

というか、このゲーム本当、どのルートやってもハッピーエンドがないんですけど……。あ、あの、トゥルーエンドこそは幸せになりますよね?(震え声)



後編に続く!

ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期 ネタバレ感想 (超高校級の戯言V3)

(今話題のゲーム、『ニューダンガンロンパV3』をプレイしました)
ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期 - PS4
ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期 - PS4

面白かったー!   けど、ネットが荒れるのもわかる微妙なラストだったw。

あのオチは、物語として見た時には意外性があって、冷静に見れば面白いと思えるものなんだけど……なんだろう。ダンガンロンパ無印や、スーパーダンガンロンパ2とかと違って、ラスボスを倒してスッキリ終われた! みたいな感じじゃないよね。良いところはあるものの、悪いところがデカ過ぎるというか……。

そんな訳で以下、良いところと悪いところをそれぞれ列挙しつつ、色々感想をまとめていこうと思います。
当然ネタバレ満載なので、ダンガンロンパシリーズをプレイしていない人、本作『ニューダンガンロンパV3』をプレイし終えていない人は、ブラウザバックしてね。
ゲームをプレイしていないのに、ネタバレだけ知りたいから記事を読み進めようとしたら、あれだ……あなたの家に、ファミパンおじさんことベイカーさんが住みついて、あなたも家族になることになります。  やばい、罰が重すぎる。


ではでは、ここから下よりネタバレ感想です。
























良いところ

・巻き起こる事件と学級裁判


この辺りは、いつものダンガンロンパって感じで、面白かったです  特にチャプター1、チャプター4、チャプター6の前半は良かった。もう結構、ネタとしては出尽くした感があったのに、それでもこれまでのダンガンロンパとは一味違う事件を体験することができ、純粋に楽しかったです。

チャプター1の「主人公が犯人」っていうのは、推理小説とかではよくある手法だけど、ダンガンロンパでは未だに使われてなかったので意外性があったし  チャプター4の、「犯人が犯行時の記憶を持ってない」っていうのは、この作品には凄いハマった仕掛けだった。学級裁判での犯人の言動が、二重人格者かってくらい「犯人らしからぬ」雰囲気だったのは、そういうことだったのかと、ガチで驚けました。

そして、物議をかもしているチャプター6の、前半。後半に関しては、あとでグチグチと色々言うつもりだけどw……前半の、チャプター1の伏線を引っ張り出してきて、そこから事件そのものをひっくり返す展開は、すげえ面白かったです。
どうして、あのまま、ちゃんと終われなかったんだろうなあ……(遠い目)



・キャラクターの魅力

こちらも、いつものダンガンロンパ。キャラクターが濃ゆいやつばかりで、最高でした。
個人的なお気に入りは  魔法使い夢野秘密子、トリックスター王馬小吉、まさかの頼りになる系主人公最原終一あたりかな。
夢野が可愛いのは、なんつうか、言わずもがなですよね。前半の「だるいのぉ……」状態の彼女も、「が、頑張るぞ……」状態の彼女も、最高でした  というか彼女、最終的にさりげなく、凄く大事な位置にいるよな。あれは僕得だったぜ。

あと、実質的主人公の最原ちゃんは、歴代主人公と比べても同じくらいか、なんなら彼ら以上に魅力的だった。  つうか、超高校級の探偵である彼を主人公にしてるから、今回の学級裁判はサクサク進んで気持ちいいよね。苗木くんも日向くんも、最終的には主人公らしい中心人物になっていくんだけど、今作の最原くんは中盤から既にリーダーシップを取っていくので、プレイしていて気持ちがよかったです。……最後の展開や叫びも、彼らしいというか、歴代主人公との色の違いが出ていて、よかったと思う。

そしてなんと言っても語りたいのが、超高校級の総統、王馬小吉です。……本当、シナリオ書いてる小高さんは、江ノ島とか狛枝とか、ぶっ飛んだキャラクター作るの得意だよね。ほんと好き。

今作において、終始一貫したテーマとして置かれていた「嘘」を、体現したキャラ  王馬は、学級裁判中の発言も、場を引っ掻き回すトリックスターとしての動きも、本当に魅力的でした(もちろん、キャラとして魅力的ってことね。友達には絶対なりたくねえ……)。
結局のところ、彼は常に嘘をついていたので  彼がどうしたかったのか。彼は何をしたかったのか、というのがわかりずらかったのですが……最終的には、彼が一番、コロシアイというものを冷静に見れていたのではないか、と僕は思いました。

学級裁判っていうのは疑い合うもので、信じ合うものじゃない。仲間ごっこは心地いいかもしれないけど、綺麗事だけで犯人を見つけることなんかできない  その部分を一番、冷静に、冷酷に理解していたのが彼だったのではないかと、僕はそう思いました。

そして、そんなコロシアイのことを冷静にわかっていたからこそ、チャプター5でああいう手段を取ることにより、モノクマに初めて「学級裁判で」対抗できたキャラクターになったのではないかと。

…………ううん、やっぱり良いキャラクターだったよな、あいつ。普通に仲間としていてくれたなら、きっと生きているうちに最原たちと共にモノクマに立ち迎えていただろうに……純粋な正義の人じゃないのが悔やまれ過ぎる。
まあ、正義の人じゃなかったからこそ、モノクマが作り上げた「コロシアイ」を誰よりも理解できたのかもしれませんが……。




悪いところ

・最原くん達キャラクターが、実は設定を与えられただけの傀儡だったとしたこと。


……ダンガンロンパの魅力の一つって、コロシアイ世界の中でも必死にもがく「キャラクター」達の在り方にあるのは言うまでもないんだから、そこまで嘘にするべきじゃなかったよな!

僕が大好きだと前述した、王馬や夢野や最原が、「設定を与えられただけのキャラクターでした」ってオチは、驚きや衝撃よりも先に、「…………(苦笑)」ってなりました。

別にダンガンロンパのキャラクターって、良い奴ばっかりって訳じゃないんですよ。それこそ、心の弱さで殺人を犯してしまったり、利己的な理由で人を殺すやつだって、いなくはなかったんだから。

だけど、そこには「人間味」がありました。ダンガンロンパのいちキャラクターとして、フィクションの中で、彼らは精一杯生きていました。  だからこそプレイヤーは、そんな彼ら彼女らに惚れ込んだ訳です。

でもそれは結局、作られた「ただの設定」でしたと……その事実自体はわかるけど、それを「公式が」言っちゃダメだったよな、と、僕はそう思いましたw。いやいや、それを言わないで楽しむのがフィクションでしょうよ……くそう、僕の夢野ちゃんを返せ!



・メタに振り切り過ぎた展開。

ただこれ、「悪いところ」に書きはしましたが、部分部分で良いところもあると思います。
では、その良いところは、どこかというと  意外性がその一つです。
ダンガンロンパ無印では、「実はみんな同じ学校の生徒でコロシアイをしていた」  ダンガンロンパ2では、「実はみんな絶望の残党で、ここは電子世界の中だった」という驚きを持って来てくれたダンガンロンパですが……それで言うなら。

「この世界は、実は全部フィクションで、これ自体『ダンガンロンパ』という娯楽に過ぎなかった

という真実は、驚きの部分では結構大きかったです。
ただ……ただねえw……驚けはしたんだけど、嬉しい「どんでん返し」の仕方ではなかった、というのが本音かな。
それこそ、作中で夢野か誰かも言ってましたが、このひっくり返され方だと、「これまでやってきたことはなんだったんじゃ……」という感情が、プレイヤーの中にも芽生えちゃうんですよね。結構なプレイ時間を費やしたというのに、ここまで全部を覆されたら、最後に残るものがあまりにもなさ過ぎる。  当然、再プレイする際にも、この事実が頭をちらついて、純粋に楽しめないし。

だから、このメタ過ぎる構造  メタメタなオチは、結局「悪いところ」に区分される気がします。

ただ、こういう展開になったからこそ、最後の……フィクションに生きる彼らの叫びも、プレイヤーの胸を打つ訳ですが。そういう良い点も、あるっちゃあるんですけどね。
ですが、ここまでシリーズを追いかけてきたファンとしては……こういうオチではない、もっと違う驚かせ方が、小高さんにならできたんじゃないかと。そう思ってしまうんですよ。



・チャプター6の、プレイヤーに対する「説教」について

…………まあ、なんというか、「やるべきじゃなかった」としか言いようがないよねw。
個人的には、あの「お前らが求めたから、デスゲームを再開したぞ! だけどそのせいで、最原たちがこんなに苦しんだぞ!」という展開は、「お、おう、すまんな……」ぐらいの感情で読んでたんですけど、ネットの感想とかを見ると、結構この部分で許せない人が多いみたいでした。

うん、その気持ちはわかりますw。

ただ、チャプター6の「プレイヤーを悪者にした展開」って、本質はそこじゃなくて……「僕らが『ダンガンロンパ』というコンテンツを求めたせいで苦しんだ、キャラクター達の叫びが描きたかったのではないかな、とは擁護しておきます。

まあ、ともかく。意図がどうであれ、いちプレイヤーとしては……気持ちよくデスゲームを楽しんでいたところに、ああいうことは言われたくなかった、という思いはありますけどね。  ネットで騒がれちゃうのもすげーわかるw。僕はこの展開を飲み込めたけど、飲み込めない人は本気でムカつくと思うもん。

……アマゾンレビューで、「流行りのデスゲームのジャンルでタイトルを出し、さんざん様々なコンテンツで利益を得ていたお前らが説教かよっ!」って言ってる人がいたけど、そこはすげー共感した。超絶わかる。
だからやっぱり、ダンガンロンパでやるべき展開じゃなかったんだよなあ……。



・ダンガンロンパ無印と2が「フィクション」だと、この作中で断定してしまったこと。

これは本当に……本当にやめて欲しかった!w
いやね、僕達プレイヤーだって、あの作品がフィクションだってことはわかってるんですよ。だけど、だからといって、作品がそれを言っちゃダメだろうと。

苗木くんが何度絶望に殴られても立ちあがって、最後には希望を掴んだあの展開を。
日向くんが七海に励まされて、最後には希望になったあの展開を。

全部ウソでした、フィクションでしたー! と、その続編で言っちゃうのは、いくらなんでも受け止めきれなかった。  いや、その悪趣味さというのは、ある意味でダンガンロンパっぽくもあるし、最後に最原くんが「もしかしたら全部、白銀さんの嘘かもしれない」ってフォローしてたけどさ。

ただ、だとしても。流石にこれはないかな……僕と同様、オチのこの部分に引っかかった人は多いと思う。
というか、過去作のキャラクターに、あれは嘘だった、あの時の俺の感情も嘘だったぜ、とかマジで言わせないで欲しかった……ダンガンロンパ2をやり直す時に、嫌な気分になるっての。

まださ、『ニューダンガンロンパV3』自体がフィクションだった、という結論だけで終わるんだったら、いいんだよ。本作のテーマは「嘘」だったわけだしね、この作品全体が嘘でしたー、というのは(気分はよくないけどw)わからなくもない。


だけどさ、わざわざ過去作まで引っ張り出して、「あれも嘘だったぜ!」と言ったのは、ホントに許せねえ


今作の一番いけないところってここで、これまで「悪趣味」を持ち味に、面白いものを提供してきたダンガンロンパシリーズだったけど……今回に関してはその「悪趣味」が、プレイヤーの許容できない部分にまで及んじゃったんだよね(ちなみに、この「悪趣味」という言葉は、前述した「キャラクター設定」の部分、「プレイヤーを悪者にした」部分も指してます)。

そのあたりのさじ加減を、今回は間違えたかなーと、なんやかんや今作も楽しんだ僕でも、思ってしまいましたね。




総合的な感想

トータルで見ると楽しかった、けどオチが嫌いだった、というのが総合的な感想です。
チャプター6で、これ以前のダンガンロンパシリーズに対して、ああいう扱いをしたことに関しては、凄い勢いで苦言を呈したい僕ではありますが……作品としては十全。ずっとワクワクしながらプレイできたので、値段分エンジョイはできたと思います。
ただ、アマゾンレビューやネットが荒れるのもわかる部分があり過ぎて……文句のない作品、とは到底言えないんですけどね。
だけれど、ゲームとしては面白かった、個人的にはそう思いました。



以上、『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』をプレイした感想でした。



P.S.
どうでもいいけどさ、あんな終わり方しちゃったら、これ……もう絶対ダンガンロンパの続編って作れないよね?w 個人的には、次こそ「どこからも文句のあがらないダンガンロンパ」をもう一度、作って欲しかったんだけど……残念ですぜ。

人喰いの大鷲トリコ ネタバレ感想 (君はともだち)

(いま絶賛発売中のゲーム、『人喰いの大鷲トリコ』をプレイしました)
人喰いの大鷲トリコ 初回限定版 【早期購入特典】「オリジナルPlayStation 4テーマ」「ミニサウンドトラック」がダウンロードできるプロダクトコード封入 - PS4
人喰いの大鷲トリコ 初回限定版 【早期購入特典】「オリジナルPlayStation 4テーマ」「ミニサウンドトラック」がダウンロードできるプロダクトコード封入 - PS4

いやー面白かったあああ!!!

正直な話、序盤は「……やっべえ、操作のコツつかめないし、進め方もぜんぜんわからん。楽しくなるのかこれ……」みたいな感情を抱いていた僕でしたが、進めていくうちにコツがつかめてきて、大鷲が指示に従ってくれるようになって、イベントもだんだん挟まるようになって  と、徐々に「作品の楽しみ方」がわかり始めてからは、素晴らしいゲーム体験ができました。











それでは以下より、項目別のネタバレ感想を。
今回の記事は、「ストーリーについて」という項目以外ではネタバレが少ないので、小さいネタバレなら気にしないという方は、その手前まで読んでもらってもいいと思います。……ただ、本作を未プレイで、これからやる予定だっていう方には、ここからのブラウザバックをオススメしますぜ。




・ゲーム性について

『ICO』『ワンダと巨像』をやった時にも感じたことだけど、あれだよね……上田文人作品は「ゲーム性が強いわけじゃないのに、ゲームでしかできない体験ができるのが、本当に素晴らしいよね。

それこそ小説じゃ、トリコと一緒に苦難を乗り越える感覚は手に入れられないわけだし。かといって映画じゃ、あそこまで語らないストーリーのまま終わらせることもできないし  っていうので、今回の『人喰いの大鷲トリコ』もやっぱり、ゲームならではの作品な気がします。

個人的には『ICO』の方がラストで感動したし、『ワンダ』の方が巨像との対峙はドキドキ焦らされたりしたんだけど  ゲーム性。アクション性については、『トリコ』がダントツで楽しかった。なんなの、あの外に出るとたまにあるSA◯UKEみたいなステージ。超楽しいんですけど。あれミスターサスケでもクリアできないと思うよ? 少年すごい。

あと今回は、これまでの作品に比べて、道中がドラマティックになっていた  娯楽性がいつもよりあったのも、ポイント高い。冒険してる感が今までで一番あったというか。
途中途中、少年とトリコがあぶねえことになりながらも、なんとか危機を脱出するムービーが結構挟まれて、「うおおお……!」となることが多かったです。  つか映像のクオリティもいいよね。褒めてばっかだけどいいよね。

ちなみに、僕がやられた道中のイベントは  いちど死んだっぽい感じになった少年を心配したトリコが、彼を水たまりに落としてみたら少年が目を覚ましたので、それを見て犬みたいにきゃんきゃん喜んだ場面です。あれはやられた。鳴き声はきゃんきゃんじゃなくて「ばうわう!」的な感じだったけど、やられた。すげえ好きだった。




・良いところ、悪いところについて

先の項目でも既に語ってしまいましたが、本作はかなり「良いところ」が見つかる、最高のゲームでした(個人的感想だけどね)。
そんな中で、僕が一番気に入っている部分、一番良いと思った部分は  『人喰いの大鷲トリコ』みたいなゲームをやりたいと思った時、『人喰いの大鷲トリコ』しかできるゲームがない点です。

もちろん、ゲーム性の部分……「古城を探索する」という部分で、似てる作品はあるっぽいんですけど。ただ、芸術性や没入感、世界観などの部分で、『トリコ』みたいなゲームはこれしかないんじゃないかと思います。
というか、ほんと世界観がね……ね?(読者様に同意を求めている時の「ね?」)。



    ある日出会ってしまった、人喰いの大鷲と選ばれし少年
    一匹と一人はお互いを助け合うように、世界の外を目指した    




『ICO』の時と同じように、内容としてはこれだけ。多くは語らず、少年を通してプレイヤーを『トリコ』の世界に誘う手腕は、毎度のことながら脱帽です。

ただ! ここまでステマブログのように、本作を絶賛してきた僕ですが……一点だけ! 苦言を呈させてもらうなら  やっぱりボリュームは足りないと思います。
安くないお金を払ってるので、そこそこの時間、楽しませてもらいたいんですが……そこは上田文人作品。十三時間?ぐらいでサクっとクリアできてしまいました。

……でもなあ、この「ボリューム足りない問題」、ケチはつけてみたものの難しいところで、あれ以上トリコと「大鷲の巣」を探索させられてたら、ダレる気もするんだよなあ。あのくらいの長さで、すぱっと巣を抜け出せたからこそ、いま「このゲーム最高だったぜ!」と言えてるんじゃないかと……。

あ、だからあれか! トリコといちゃらぶするだけの「ふれあいモード」みたいなのを、クリア後の特典にしてくれればいいんだよ! 「トリコの部屋」とかいって、トリコを愛でるだけのボーナスコンテンツがあればよかったんだ!   いや世界観台無しだな!




・ストーリーについてネタバレ多めなので注意)

結局のところトリコって、悪い大鷲じゃなかったんやね!(笑顔)
トリコたち大鷲を「人喰い」たらしめていたのは、あの最後に出てきた謎の球体的なもので、そいつが毒電波を発信することによって大鷲が凶暴化。今回の主人公だった「少年」のような「選ばれし子供」をかっさらってきて、タルにつめてご飯にしちゃう、ということだったと。

実際、少年を巣に持ち帰る途中で雷に打たれて、「毒電波」を受信するためのアンテナである「角」が欠けてしまったトリコは……最初こそ少年に荒々しい態度を取るものの、彼が危害を加えないとわかると、もう後半は犬みてえに懐いてくれるし。

ただ、なんだろう……個人的には、最後に出てきたあの「黒玉」(このブログ内だけの通称です)は、トリコ達にとって必要不可欠なものではあったんだろうと思いますね。もっと小難しい言葉で言うと、必要悪というか。
だってさ、あの黒玉がやってたことって、「大鷲に子供達をかっさらわせて、タルにつめて食わせるってことでしょ?   そしてそれは多分、大鷲たちにとっては「生きるため」に必要なことだった。

でも先述した通り、トリコたち大鷲は、少年に犬みたいに懐く、優しい動物です。
なので、大鷲達を生き残らせるためには、彼らに栄養を取らせる存在が  黒玉が必要だった、ということなのではないでしょうか?

……とまあ、ごちゃごちゃ書きましたが、あれだ。この作品に関しては、そういう細部やバックボーンを考察するよりも、大筋のストーリーライン  トリコと少年の心の交流を感じ取ることさえできれば、しっかり楽しめる作品だった気はしますね。

つまるところ、大鷲はデカブツ可愛いってことです。なんて雑なまとめだよ。




総合的な感想

面白かった、これに尽きます。
プレイ時間としては短かったんだけど、十分な満足感の得られる作品でした。  なにより大鷲が可愛いしな。あいつと一緒に難局を乗り越えていく行為自体が、魅力的なゲーム体験だった。たまに「ここ、どうやって進んだらいいかわかんねえな……」って思いながらトリコに乗っかると、勝手に運んでってくれる時もあるし。頼りになるなあ……。



以上、『人喰いの大鷲トリコ』をプレイした感想でした。



P.S.本作のストーリーについての感想は、個人の解釈で書いちゃってる部分があるので、「それは違うよ!」(CV苗木誠)みたいなツッコミがあったら、コメして頂けるとありがたいです。

九十万ヒット御礼!!! (これまで記事にしなかった、おすすめ漫画六選)

(今回こそ書かない気でいましたが、書きました。お暇な時に読んでやって頂けると嬉しいです)

えー、つい先日、このブログのカウンターが  


90万ヒットを突破しました!


「うおー!!!」……なん……だと?きゃーすてきー! 抱いてー!お、お前ら……こ、このつまんねーブログに……戻ってきてくれたのか? ……うう、ぐすっ……お、おめでとうな、90万ヒット!

なにこの茶番。なんで最初アンチだった赤文字のこいつが、今や一番のファンなんだよ。てかなんだよこの茶番(二回目)。
ちなみに、このくだりに関して、「管理人なにやってんだ……?」となってる新規の方は、暇ならこれらの記事の冒頭(四十万ヒット記事五十万ヒット記事六十万ヒット記事七十万ヒット記事八十万ヒット記事 )を、ちらっと読んで頂けると。
もちろん、どうでもいいやって人は読まない方がいいよ! むしろ読まないことを推奨。時間を無駄にするからね。なんならいま絶賛話題沸騰中の、『ペルソナ5』やってる方がよっぽど有意義。  どうでもいいけどあれ、面白過ぎて時間スゲエ食われるんだけど。ある意味、あのゲーム自体がペルソナよりよっぽど悪魔じゃない? ほんと楽しい。

というわけで  どうも、本ブログの管理人、Mr.Kidsです。んちゃ!
ぶっちゃけた話、いま私生活が立て込んでまして……ブログ更新する暇あったら、他にやることあるやろ!という感じなのですが。なんだろう、ヒット企画は毎回恒例になっちゃってるし、無視できないんだよね……もう一種の病気です。誰か助けて。
正直なことを言えば、最近はブログのアクセス数も落ち込んでるし、この記事に需要はまったくないんだけど(ここ笑うとこです。あっはっはっは!(白目))  大丈夫、僕は昔から、そんなものに振り回されたことはないからね! 需要があろうがなかろうが、駄文を綴ってきただけですから!

だいたい、昔はこのブログ、一日の訪問者数五人とかでしたからね(ここ笑わないで。わ、笑うなって言ってるでしょうが!)。そう考えると、いまは平均170くらい?だから、あの頃と比べて……さ、34倍!? うっそ、滅茶苦茶人気ブログじゃないですか!(錯乱)

とまあ、そんな訳で(どんな訳だ)。もうとっくに過疎ってるこのブログにいまでも訪れて、この文章を読んでくれているあなたに、少しでも「ありがとう」を伝えるために。需要はなくても、今回もヒット記念の記事を一個、でっち上げ  ごほんごほん。書き上げようと思います。

さてさて。それでは以下より、よしなしごとを綴っていきますので。興味がある方は是非とも、読んで頂ければ幸いです!




個人的おすすめ! これまで記事にしてないけど、すげえ好きな漫画六選!

なんというか、一応そこそこ長い期間、オタクをやってきた僕ではありますけど……他人様に勧められるほど、漫画やラノベを読み漁った、とは言えないのが本音で、そんな僕が「おすすめ」を語るなんて、おこがましい気はするのですが。良い機会だし、これまで記事にできなかった傑作漫画を、一口感想みたいな感じで紹介させて頂きたく思います。


それじゃあ、今回紹介する一作目は、コイツだ  !(フリースタイルダンジョン風に)


櫻井大エネルギー (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)
櫻井大エネルギー (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)

・『櫻井大エネルギー』

作者、頭おかしい(褒め言葉)。
エロ漫画雑誌に掲載されている、エッチじゃない、ちょっとエッチなハイテンションギャグ漫画の短編集です。続編に『櫻井超エネルギー』が最近出ましたが、そっちも変わらずに  作者、頭おかしい(褒め言葉)。
たぶんこれは合う合わないが激しい漫画だと思うのですが、僕のように波長が合えば、大好きな作品になる筈です。遅刻しそうになってダッシュしてる男女二人が、ベタなラブコメみたいに曲がり角で衝突して、竜巻を発生させる話(『俺は昨日の俺を越えていく』)、クッソ好きでした。……どうでもいいけど、この漫画の内容はこうして文章で見ると、マジでわけわかんねえな。

ただ内容的には、マジでハチャメチャ不条理系なんですけど、それはふざけてるわけではなくて。ちゃんと読者を笑わせるためにふざけてるので、コメディ系が好きな人には是非一度、手に取ってもらいたいです。
あと、絵も上手いので、ムッチャクチャなことをしてるのに、女の子はしっかり可愛いです。とんでもない邪教に入信してる子とか、男を手玉に取るのを生き甲斐にしてる子とか、キャラ設定はぶっ飛んでるのにいちいち可愛くて好き。

ただ本作はコミックサイズが大きく、一冊で九百円近くする値段がネックなので……アマゾンにある試し読みでもして、そこで波長が合いそうなら買って頂ければと!




ベルリンは鐘(1)(少年チャンピオン・コミックス・タップ! )
ベルリンは鐘(1)(少年チャンピオン・コミックス・タップ! )

・『ベルリンは鐘』

ネットで話題になったニャロメロン先生の、四コマギャグ漫画。
当然『週刊メロンコリニスタ』も好きなんだけど、商業として「編集の目」が入っているからなのか、こっちの方がネタが面白い気がしますね。いつものニャロメロンなので、『メロンコリスタ』にハマった人は、こちらも是非。

主人公リンガベルの弟・ビックベルに、惚れる子が出てきたりと……ちょっと人間(?)関係にも進展があったりしてるので、今後も期待できる作品です。ただまあもちろん、ラブコメ的な展開にはならないけどな! そんなもんをニャロメロン先生に期待している人もいないだろうけど。

何回見ても、三巻の表紙が好き。あの有名な『ボーボボ人気投票』を彷彿とさせる面白さ。
(ちなみに、これです↓)

ベルリンは鐘 3 (少年チャンピオン・コミックス・タップ!)
ベルリンは鐘 3 (少年チャンピオン・コミックス・タップ!)




おじょじょじょ (1) (バンブーコミックス 4コマセレクション)
おじょじょじょ (1) (バンブーコミックス 4コマセレクション)

・『おじょじょじょ』

色んな作品を書いてるクール教信者先生の、お嬢様ラブコメ。
一巻で綺麗に終わってる感あったので、二巻以降が不安だったのだけど  なんのその。三巻まで来た現在でも、素敵なラブコメ四コマやってます。地獄巡(じごくめぐり)さん可愛い。

絵柄がコロコロと変わるのが玉に瑕だけど、そんなの気にならんくらいキャラが素敵で、そこだけでも読める作品。高飛車お嬢様、寡黙な変人、実は一癖ある一般人、お嬢様いじり命なじいや  等々、アクは強いけどだからこそ楽しいキャクターが満載です。
特に序盤は、じいやがふざけ倒してて最高。例えば  

じいや「お嬢様は、金持ちを笠に着た性格ブスでしたから。友達ができてこのじいやは嬉しい限りです」

とか真顔で言ったりな。雇用主の娘にこう言えるじいやスゴ過ぎだろ。
これもサイズの大きいコミックなので、少しお高くなってしまうのですが……キャラクターが魅力的な四コマを読みたい人には、是非おすすめです。




ポプテピピック (バンブーコミックス WINセレクション)
ポプテピピック (バンブーコミックス WINセレクション)

・『ポプテピピック』

クソ漫画。おすすめ。




ナンバーガール (1) (電撃コミックスNEXT)
ナンバーガール (1) (電撃コミックスNEXT)

・『ナンバーガール』

『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』で有名な、谷川ニコさんの作品。
これはただの、個人的な意見なのですが  たぶん『私モテ』よりも、こっちの方が面白い。残念ながら三巻で終わりだけど。……三巻で終わりだけどな! マジで面白かったのに(泣)。
内容としては、13体のクローン達が、学校で日々を漫然と過ごすうちに、ちょっとずつ自分なりの個性を手に入れていく話  とか言えるけど、要するにただの傑作四コマギャグマンガです。

クローン達が適度にアホで、読んでて楽しい。作者さんがあとがきで言っていたように、『私モテ』と違い下ネタはほぼなしなので、下ネタ嫌いな人にもおすすめですね。




プラナス・ガール 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)
プラナス・ガール 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)

・『プラナスガール』

僕の中にあった『男の娘』という危険なジャンルを、見事こじ開けやがった犯人。
いやほんとね、これだめだよ……男なのにこんなに可愛いって、どういうこと? この作品、最後まで読んだ暁には、「ちょっと待て。絆ちゃん(ヒロイン)は、『男なのに女の子みたいで可愛い』のではなく、『女みたいだけど、実は男だから可愛い』のではないか……!?」とか、訳のわからん哲学に至る始末。最高の悪書だぜ……。

この作品、表紙を見てもらえればわかると思うけれど、ともかくヒロインの絆(きずな)ちゃんの性格が小悪魔的で、滅茶苦茶可愛い。『男の娘』モノとしては、本当に傑作だと思うので……もしそのジャンルに興味があるのなら、一読をオススメします。
興味がなくとも、面白そうだと思ったら、手に取ってみて  僕のように、新しい扉をこじ開けられてください。

ただ、新品がないので、買うなら電子書籍版か中古しかないのが残念。重版してくれないかしら。



そんなわけで以上、これまでブログの記事にしていなかった、おすすめ漫画六作品でした。
なんというか、こうしてオススメしてみると、四コマギャグ漫画ばっかりになってしまった感があるな……もしかしたら僕、ギャグ漫画が好きなのかも。
ちなみに。これらの漫画は、それこそ漫画好きなら知ってるものばかりで、あまりマイナーとは言えないのですが……かといってメジャーすぎるやつを紹介するのもあれなので、そういうのは除外しました。『ハイキュー!』とか『甘々と稲妻』とか、滅茶苦茶面白いんだけど、そんなのはみんな知ってるもんな!




終わりに

それでは以下より、読者であるあなたへの、感謝の言葉を。
一時期は賑わいを見せていたこのブログも、今や閑古鳥すらいない始末。それでも。それだというのに  このブログがまた一個、90万ヒットという節目を迎えることができたのは、今でもこの文章を読んで下さっているあなたのおかげです。ありがとうございます。

ただ、どれだけ人が少なくなろうと、このブログはきっと、ここにずっとあります。例え誰に来てもらえなくなろうとも、僕はこのブログを書き続けたいと思います。なので、あなたにも……年に一度。数ヵ月に一度。そんな頻度で、また、この場所を思い出した時に。今日みたいに、このブログの読者になって頂けると、嬉しいです。


90万ヒット、どうもありがとうございました!!!


Mr.Kidsより。
プロフィール

Mr.Kids

Author:Mr.Kids
ライトノベルに現在進行形ではまっています。
読んだラノベの中でも特に好きなやつの感想を書いていきます。

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