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Fate/Zero 4.5.6巻 ネタバレ感想 (いつかの少年のユメ)

今更ながらFate/Zeroの全巻を読みました。
Fate/Zero(6)煉獄の炎 (星海社文庫)
Fate/Zero(6)煉獄の炎 (星海社文庫)

うわー、面白いなぁ!w

Fate/Zeroのアニメを見てその世界にハマり、二月から少しづつやっていたFate/stay nightをプレイしてガン泣きしながら(w)この間終らし、そして今、Zeroを読み終えて感想を書きなぐっておりますw。
いっやぁ、ミスったなぁw。
これ、一巻ごとに感想書いてきゃよかったなぁw。
軽いラノベばっか読んでるから、こんなに密度の濃い小説、久しぶりだよw。


では感想を。
内容的には文庫版の4,5,6を踏まえて感想を書きました。
ですので、ここからネタバレ満載なので、アニメで追っかけてる方、読んでる途中の方は絶対見ないでください!
というか、抽象的なので読んでないと内容がちんぷんかんぷんなハズですw。

















今回、取り上げたいことは山ほどあるんですが(ウェイバーの成長記録に言峰の自覚、セイバーの無念に舞弥の最後などなど・・・掘り出せばもっとあるでしょうw)やっぱり僕が一番面白いと思ったのは、衛宮切嗣の在り方ですね。

では、時系列順に彼の空虚な、でも未来に繋がった人生を追っていきましょう。


[Interlude]

シャーレイ「ケリィはさ、どんな大人になりたいの?



切嗣「・・・僕はね、正義の味方になりたいんだ」



男の子なら誰もが憧れる、正義の味方。
弱きを助け、強きをくじく。
誰しもの理想で、誰しもの幻想。
世の中の悪という悪を許さない、救世主。

それが、正義の味方

そんなものになりたかった切嗣は、どこにでもいる普通の少年でした。
あの事件の夜までは。



シャーレイ「コロシテ・・・」

切嗣<<大好きなヒトの顔をしたソレは、噎び泣くように、そう懇願した>>



・・・少年が背負わされる運命にしては、幼すぎたし、重すぎたよね、これは。
切嗣の父親の薬を飲んでしまった愛しのヒト、シャーレイは異形のソレに変わってしまい、切嗣に殺してくれと頼みます。
もちろん、そんなこと出来るはずもありません。


切嗣<<つい数時間前まで月明かりの下で静かに眠っていた村が、いま業火に焼かれていた>>


その結果がこれです。
魔術と信仰の対立、その狭間で村は業火に焼かれます。
なんて理不尽でしょうか。
・・・でも、理由ははっきりしている。


<<懐かしいあの場所は、少年が自ら火を放ったも同然なのだ>>


魔術師の父親、薬を勝手に飲んだシャーレイ、そのシャーレイを見咎めてやってきた聖堂協会魔術協会
そのどれもに責任はあり、どれもがこの結果の罪人
でも、一番の罪人は


愛しのヒトを殺さなかった   衛宮切嗣にあった。



正直、全部の責任を背負い込むほどじゃないと思うんですけどね。
でも、衛宮切嗣自身が、自分を一番の罪人と認めてしまった
自分の行動が「間違い」だったと、結論づけた。

だからそこから、切嗣は「正しい」ことを始めます。
正義の味方であるために。
悪の根幹を・・・殺します。



<<切嗣は両目を見開いて狙いを定め、そっと速やかに引き金を絞った。

   ぱん>>



魔術師である自分の父親を、殺します


正義の味方。

子供の頃描いていたソレは、誰しもを救えて、誰しもを包んで、誰しもを見捨てない理想の在り方

そんな風になれると思っていた
そんな風にあれると信じていた
そんな風にいれると感じていた



でも   そんなもの、どこにも無かった



正義の味方はなにもかもを助けるのではなく、「助けられるものを助ける」もの。
十を切り捨て、百を救い上げるもの。


その手を血で濡らし
自らの心を軋らせ
人に忌み嫌われてこそなる   悪辣なカタチ




切嗣誰かを救うということは、他の誰かを救わないっていうことなんだよ」



そう、諦めたかのように大人になった切嗣は後に語ります。
この言葉は痛いくらいに真実で、現実です。
それを・・・生みの親である父を殺し、その後に出会った育ての親である母を殺すことで知ってしまった切嗣は、それでもなお理想を追い続けます



矩賢「ああ、切嗣、無事だったか。本当に良かった

父親



ナタリア「・・・フン、それなりに面白可笑しいモンだったよ。家族、みたいなものと一緒ってのは

母親



舞弥「・・・だめだよ。ないたら・・・

仲間



アイリ「・・・あなたは、全てを与えてくれた・・・私には望むべくもなかった、この世の幸せの全てを・・・」


「私はね・・・幸せだよ・・・」



愛しの人



   そのユメのために殺してまで、追い求め続けます
あまりにも歪な形の理想を。




・・・母親を殺めた時点で切嗣は、もうどうしようもなく間違っていました
どうしようもなく正しすぎました


[-72:37:17]


切嗣正義で世界は救えない。そんなものに僕はまったく興味ない


元々は純粋で、キレイだった正義の形
でもその理想は、いつのまにかカタチを違えていました



切嗣「たとえこの世の全ての悪を担うことになろうとも・・・構わないさ。それで世界が救えるなら、僕は喜んで引き受ける



自らをとし、世界を救う
それが「正義の味方」切嗣の出した、最良の選択でした。
・・・そこにあったのは、子供の頃思い描いていたユメなどではなく。


淡々と全てを秤にかける   ただの機械でした。


そんな彼が心を摩耗して駆け抜けた先に待っていた結末は、「聖杯は世に平和をもたらさない」という、あまりにも無残なものでした。
見知らぬ他人を、を、を、仲間を、を犠牲にしてたどり着いたその場所は。

・・・楽園ではなく、地獄でした。


でもそこは、Fateの始まりの場所。
そんな地獄にあってただ一人、息をする子供。
その手は、正義の味方に助けられます。


[00:00:00]


士郎<<・・・その顔を覚えている
目に涙を溜めて、生きている人間を見つけ出せたと、心の底から喜んでいる顔>>



切嗣「・・・ありがとう



<<   それが、あまりにも嬉しそうだったから>>


その子供こそが、切嗣が唯一、ユメに見ていた「正義の味方」として救えた相手でした。



[五年後]

切嗣「・・・子供の頃、僕は正義の味方に憧れていた」
士郎「なんだよそれ。憧れてたって、諦めたのかよ」
切嗣「うん、残念ながらね。ヒーローは期間限定で、オトナになると名乗るのが難しくなるんだ。そんなコト、もっと早くに気が付けばよかった」
士郎「そっか。それじゃしょうがないな」
切嗣「そうだね。本当に、しょうがない」


衛宮切嗣

ひょんなことから歯車が狂い、正義の味方の在り方を知ってしまった
自分を殺して、世界を救おうとした馬鹿
途方もない理想を抱いて、自らの心を傷つけてきた機械
正義の味方というカタチに近づくため、その身を悪に落とした男


・・・誰が、そんな彼の一生を嗤えるだろう?


馬鹿でアホでマヌケな生き方だと思う。
確固たる自分があるくせに、それを殺して世界を救おうとするなんて。
自分が笑えてこそ、人生だというのに。

でも、自分の理想を追い求め、貫いた
救えた命が確かにあった。
妻を愛し、幸福を与えることが出来た


そんな彼の一生は、無駄なんかじゃなかった



士郎「うん。しょうがないから俺が代わりになってやるよ



最後に、未来を芽吹かせることも出来たのだから。



衛宮士郎

切嗣は昔の誓いを忘れ、ただ秤として正義を貫いてきた
けど、士郎は大丈夫。
子供の頃から正義の味方を知ってしまった切嗣とは違う道を歩める。
爺さんの言葉を貰い受け、正義の味方のカタチをまだ知らない士郎なら、その純粋な形を守っていける。
十を切り捨て、百を救い上げるのではなく。

百を救って   十も救う
そんな理想のカタチを。




切嗣「そうか。ああ・・・安心した



こうして、正義の味方を目指してついになれなかったいつかの少年は、安堵して永い眠りにつく。
息子に   いつかのユメを託して






面白かった~!
でも、いつもより抽象的でわかりにくい記事になったなぁw。
久しぶりに記事書いたからか、下手になってる気がしますw。
まぁ、ね・・・結局は僕の自己満足なので、ね。
・・・ここまで読ませといてスイマセン!



以上、Fate/Zeroの感想でした。



P.S.
次の感想は悲鳴伝かゴールデンタイム最新刊です。
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お久しぶりです!

僕はFate/Zeroをアニメで途中から見て全く話が分からなくて見るのを止めてしまったんですが何か1話から見たくなりました。
原作も欲しいのですがお金が無いものでして…

今もFateなんとかって言うアニメやってるらしいので見てみようかなぁなんて思いました。

話が逸れますが、僕は化物語シリーズをアニメで見て色々ネットなどで調べていたらこのブログに出会いました。
そしていろんな記事を読んで何かライトノベルって面白そう、って言う感じでライトノベルを読んで色々面白くなりました(すいません、色々の部分は書くのがメンドくなってしまったので)。
簡単に言えば

有り難うございます!

と言うことです。
長ったらしく大変失礼致しました。
では、次の記事楽しみに待っています!

> 片耳ウサギさん
お久しぶりです!
いつもコメ、ありがとうございます!


> 僕はFate/Zeroをアニメで途中から見て全く話が分からなくて見るのを止めてしまったんですが何か1話から見たくなりました。
> 原作も欲しいのですがお金が無いものでして…

アニメでもwikiかなんかで情報を補っていけば十分楽しめると思いますよ~!
是非見直してみてはいかかでしょうか!?


> 話が逸れますが、僕は化物語シリーズをアニメで見て色々ネットなどで調べていたらこのブログに出会いました。
> そしていろんな記事を読んで何かライトノベルって面白そう、って言う感じでライトノベルを読んで色々面白くなりました(すいません、色々の部分は書くのがメンドくなってしまったので)。
> 簡単に言えば
>
> 有り難うございます!
>
> と言うことです。

こちらこそ、このブログにそんな意義を見出してくださってありがとうございます!
ホント、ラノベは面白いですよねぇ。
ただ、記事にあるラノベを読んだ後、このブログの記事を読んだほうがいいとは思いますw。
このブログ、ネタバレ一切気にしないのでw。
せっかくのラノベの楽しさが損なわれてしまいますw。


> では、次の記事楽しみに待っています!

ハードルを下げてお待ちくださいw。



ではでは~v-422
プロフィール

Mr.Kids

Author:Mr.Kids
ライトノベルに現在進行形ではまっています。
読んだラノベの中でも特に好きなやつの感想を書いていきます。

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