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アニメ『花物語』 感想 (最初で最後の「青い春」)

(今回の記事は久々に、アニメ『花物語』を見た僕が思ったことを書き連ねるだけのただの感想ですので、過度な期待はせずにw、温かい目で見守ってやってください)
花物語 第二巻/するがデビル(下)(完全生産限定版)(Blu-ray Disc)
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あー、たまらなく良かった!

過去の感想記事にも書いたけれど、やっぱり本作は「神原駿河の物語」でありながら、「沼地蠟花の物語」でもありますよね……彼女に、幸福な最後を与えるための。
不幸で不運で不遇な人生を生きた彼女に、ハッピーエンドをあげるための作品でもあるっていう。   神原が自分の意志で、沼地に「あの結末」を与えようと決意することによって、彼女自身も成長するという構図は見事だと思います。流石西尾維新だぜ!
それでは以下、パートごとの感想になります。



アバン


臥煙遠江「薬になれなきゃ毒になれ。でなきゃあんたはただの水だ」


神原《そんなことを言う母親だった》

……もうね、このセリフがテレビから聞こえてきた瞬間にね   「ああ、『化物語シリーズ』始まったなぁー」っていうw。
にしても、とんでもないことを言う母親ですよね……神原視点の『花物語』において、神原のお母さんの言葉はよく思い出されますが、いちいち言うことがカッコイイというか、哲学的というか。
ただ、幼い我が子にあてる言葉ではない気がw。……まあ、いまも神原の記憶に残っているのだから、無駄ではなかったわけですけど。



《爪切りを探す神原、おもむろにハサミで爪を切り始める   が、左利き用のハサミだったため、右手で『猿の左手』を切れないことに気づく》

神原「……失着」

いや、それ以前にハサミで爪切るってどうなの? それ、どうなの?
ついでに、寝癖もハサミで切っちゃってるし……ご、豪快な女子だなぁw。




OP

ついにオープニング、キター! ……オープニング?w
これ、明らかにエンディングじゃ   だって絵が完全に、我らがウエダハジメさんだよ!? 化物語一期EDのガハラさん絵が素晴らしいと(僕の中で)話題になった、あのウエダハジメさんだよ!?
そもそも、歌も河野マリナさんですしね。多分、一挙放送という形でなかったら、こっちがエンディングで使われてたんでしょう   シャフトめ、OP出し惜しみとか憎い演出しやがって!
曲としては、フツーに良いと思いました。『化物語シリーズ』って楽曲に恵まれてるなぁ……。




一話


「あ。駿河先輩、ちーすでーす」


扇ちゃ   扇くんの登場ですね。
……うん、彼に関しては色々と書きたいこともあるのだけど、書くとネタバレになっちゃうので止めておきます。アニメ派の方にも配慮のある感想を書く紳士だからね、僕は! なお、ブログ更新率はアホ程低いもよう。   おい。それは言うな。
にしても、以前もどっかで書きましたが……アニメにおける扇くんの「不気味さ」は、水橋かおりさんの声によってグーンと底上げされていますよね。声優ってスゲー。



《神原、彫刻刀で『阿良々木 暦』と彫られた机を見て》


神原《おいおい。……これは戦場ヶ原先輩の机だろう。


な に し て ん だ!!!w
卒業してもすごいな、戦場ヶ原先輩は……だって普通は、他の人に自分の机を見られた時のこととか、考えるでしょ?    そしたらこんな、恥ずかしい事はできないでしょ?w
いくら付き合っていると言っても、こんなことをできるのは彼女ぐらいしかいないでしょうね。たぶんガハラさん、在学中に別れる可能性とか、微塵も考えなかったんだろうなー。



沼地蠟花「覚えていてくれたんだ……嬉しい」


つ、ついに出ましたよ、本作のメインヒロインが!!!(錯乱)
原作を読んだ身としては、彼女が動いて、喋っているだけでもう、『花物語』がアニメ化された価値があるってもんです。   沼地ー、僕だー。結婚してくれー。

それから、場面は「なぜ沼地が『悪魔様』なんていう活動をしているのか」という話へ。


沼地「えっと、どうして私がこんなことをしているか、だっけ? お金目当てじゃないならなんのために、と」
神原「ああ、そうだ。そう訊いた」
沼地「もちろん世のため人のため   ではないよ

「自分のためさ」

「自分自身、沼地蠟花の健全なる利益のためだ。この左足のためと言ってもいいかもしれない。   悩んでいる人間や困っている人間の話を聞いて、『よかった。私と同じように不幸な人間、私よりも不幸な人間はたくさんいるんだ』と安心するために、そのためだけに私は『悪魔様』をやっているのさ
神原「…………」
沼地「おおっと、一瞬で軽蔑したね。真面目だなあ


この辺り、沼地が飄々と喋っている感じとか、たまらないですね。アスミスボイスが最高だぜ!(←沼地のこと好き過ぎる)。
ただ、言ってることはなんというか……マーボー大好き・某外道神父を彷彿させますが。他人の不幸メシウマ! という。   共感はできないなーw。
ですが、これが沼地蠟花という少女が行き着いた結論ではあるので、引用しておきました。……もしもの話、だけれど。
沼地を取り巻く世界がもう少しだけ、優しかったら   自ら、命を断つような苦境に立たされなかったら。
この思想にも辿り着かなかったかもしれない、と思うと、少し切なくはなりますね。
これは、同情なのかもしれないけれど……僕はそう思ってしまいます。




二話

《左腕が悪魔のソレではなくなっているのに気づいたあと、ランニングで左腕をケガして》

神原「あ、ははは……痛い……痛い、痛い   


「嬉しい」


いやー、良いシーンですね。
桜舞う道中で、思わず嬉し泣き   原作ではあんまり印象的ではなかったんですが、アニメとして映像で見せられるとすげーグッときました。



貝木やっと会えたな。臥煙の忘れ形見」


で、で、で   出たー!!!
時系列的には一番未来である筈の『花物語』で、死んだ筈の詐欺師が出やがったー!!! ……ねえみんな、これがどういう事かわかるよね!?
そう! 『恋物語』にて死んだ「風」(←ここ超大事)な独白をしていたヤツは、なんとフツーに生きていたのだ!    さあ皆の者、あの詐欺師に石を投げよう! えいっ、えいっ! よくも読者を騙しやがったな!w



神原《負けた……。こんな詐欺師に、唯一の特技で、言い訳の余地がないほど完全に負けた……

神原     (声にならない声)
貝木「なんだよ。すげえ顔してるな、お前

しかもこいつ、すげー足早いしw。どうしてあんな面白いフォームで、あんなに早く走れるんだよ……軽快にタッタッタッタッ、ってやかましいわ!w
ちなみに貝木、中高と陸上部だったらしいです。それにしたって、神原を押さえる走りとか早すぎる気はするけど。   こいつもしや、陸上部のホープとかだったのだろうか。やだ、全然見えない!




四話

沼地「じゃあね、神原選手。もう二度と会うことはないと思うけど、精々元気でやってくれ。なんかこう……受験したり、友達を作ったり、彼氏を作ったり就職したり結婚したり子供を育てたり、親子喧嘩をしたり。そういう人間っぽいことをしてくれよ   


「それは私にはできなかったことだから


……なんだろう、言葉にならないw。
きっと、沼地としては何気なく言った、別れの言葉なんでしょうが   そこに、ちらちらと彼女の願望が見え隠れして、切なくなりますね。

   うん。ちょうどいい機会なので、ちょっとだけ脱線して。どうして僕が沼地を好きなのか、という話をさせてもらいます。
沼地蠟花というのは、言ってしまえば「可哀想な子」です。
家庭の不和。人間関係の不調和。才能の喪失   才能があったが故に色んなモノに恵まれず、恵まれた才能もケガで失った。
けど僕は、沼地がただ「可哀想な子」だから彼女に惹かれるワケではありません。
僕が、沼地蠟花に惹かれるのは   


沼地「良い話が聞きたいなら、漫画とか小説とかを読んでろよ。本屋さんにいっぱいあるぜ


そんな自分を、「可哀想」だと思っていないこと
本来なら、もっと自分を「悲劇のヒロイン」として飾り立て、誰かに同情してもらいたがるものなのに……沼地蠟花は決して、他人に助けを求めることはない。
……というか、彼女はそもそも、自分が「可哀想」であることに気づいていないので、それ自体が可哀想なんですけど。
そんな彼女の儚い在り方に、僕は酷く惹かれるんです。
神原は最後、彼女を救う前にこう独白します。

神原《私にはお前が見えるんだ。
    見えるからこそ   見てられない

つまるところ。
神原の思う通り、沼地は周りから見たら酷く「痛々しい」んですよね。
自身が死んでいることも知らずに、「不幸の収集」という小さな幸福を集め、「悪魔のパーツ」をその身に宿す彼女。
だからこそ、助けたくなる
それが、沼地にとっては……救いにならなくても
沼地自身が「助けて!」と叫ばなくても。
神原は自身のエゴで、沼地を成仏させてやりたくなった。
だから   


神原「いると思ったよ、沼地」


そうするために、彼女の前に立った。

神原は物語の当事者なので、沼地の姿を見て「成仏させたい」と思うワケですが……一方、第三者であるところの僕ら   読者は、自らの不幸さえ知らない、本当に不幸な彼女に惹かれるワケです。
これは、同情なのかもしれませんが……それでも僕は、沼地のそんな在り方がすげー切なくて、愛おしく思うんです。
…………うん、ちょっと沼地愛が暴走してしまった気がしますが、ひ、引かないでね?(ここまで書いといて今更である)
それでは、以下からまたアニメ感想に戻ります!



  神原  「がっかりだ、がっかりだがっかりだ   阿良々木先輩がクルマに乗っている
阿良々木「うるせえ。クルマにくらい乗らせろや」

阿良々木くん髪長ぇなーw。
だがしかし、登場するタイミングはバツグンである。   なんだこの主人公w。
『猫白』の時とかもそうだったけど、ホント、登場すべき場面は間違わないんだよなー、彼。根っからの主人公気質だね。
そのうえ……後輩にかけるべき言葉も、しっかり理解してますしね。


神原「今の状況を、なんとかしたいと思うんだ   でも、このまま放っておくのが一番いいということが、なんとなくわかるんだ」
阿良々木「放っておくのが一番いい? どうして?」
神原「誰も困っていないからだ   どんな不幸な状況にあっても、そいつが平気な顔をしているなら手を出すべきじゃないだろう。わざわざ声をかけて、『お前は不幸なんだよ』と教えることに、どんな意味があるんだ? そいつ自身が不幸を楽しんでいるなら、周りの人間に何かができるはずがない……」
阿良々木「よくわかんねーな」

「だけどさ、神原   誰も困ってないってのは、嘘だ

神原「え?」


阿良々木「少なくともひとり、お前が困ってる   そしてそれは、お前が動く理由に十分なるんだ


んー……良い先輩だなぁ、阿良々木くん。
この言葉があって、神原はようやく   沼地に介入することを決めます。




五話


沼地「神原選手。そのミイラ   悪魔の頭部を、私に渡してもらえるかな」
神原「嫌だ」


こうして。
神原はこうして、沼地を成仏させるために、彼女と対峙します。


神原「わざわざ会いに来てくれたかつての宿敵に、冷たくしたくはないけれど   これはお前には渡せない
沼地「どうして?」


神原「……どうしてなんだろうな」


それはきっと、色々な想いが絡み合っているが故の言葉。
沼地を助けたい   でも、こうすることが救いにはならない
宿敵を倒したい   けれど、それが一番の理由ではない
憧れを越えたい   しかしそれは、この時点では気づいていない
だから。


神原「私がお前を、見てられないからだ」


神原にとっては、その想いが一番の感情だった。
   沼地蠟花という、自分の「ありえた姿」を見ていられない
それが、彼女が沼地に挑んだ理由だった。


神原「ふ、ふふっ……ははははっ!」
沼地「は、ははっ。ははっ、はははははっ!」


その結果。
神原が「沼地へのパス」という奇策を用いて、勝利し   二人は、笑い合う
それは、まるで……数年来の友人と、久しぶりに笑い合うみたいに


沼地「……チームメイトでさえ、私にはなかなかパスを出してくれなかった」


恐らく、沼地蠟花の生きた人生は……幸福ではなかった
周囲から孤立して、家庭環境に悩み、才能すら取り上げられた。
自殺。その「終わり方」が、彼女の生きた日々の苛酷さを物語っている。
彼女は決して、それを口にはしないけど
不幸話が大好きなクセに、自らの不幸を嘆いたりはしないけど。
きっと、沼地蠟花の人生は……笑顔でいられることの少ない日々だった。


沼地「なのにまさか、敵からパスをもらうことがあるなんて   


けれど、彼女は最後に   宿敵に
その一生を、知らないうちに救われていた   




沼地「いいもんだな」



それは、幽霊となってこの世に留まり続けた彼女の、最後の記憶
それでいて、ある女の子の生涯における   最良の思い出だった。





ED

…………ここでこの映像流すのはズルくねえか!!!?(涙目)
くっそー、シャフトめ……EDとOPが逆になっていた理由が判明したぜ。こんなもん、グッとくるに決まってんじゃん!
沼地と神原が普通の友人みたいに、仲良くしてる映像とか   なに? 僕の妄想を具現化したモノなの? マジでありがとうございます!
本当に、ああいうことがあったらよかったのにねー……西尾先生、あのOPを元に神原と沼地がイチャコラしてるだけの短編書いてくれないかな。そしたら僕、ソッコーで書店に走るよ!
ただ、映像は素晴らしかったけど   曲中、唐突に謎ラップが入ってきて、思わず笑ってしまった人! いるでしょう? 先生怒らないから手をあげなさい。   はい!(満面の笑み)
あれだけは、ちょっと笑ってしまいました……ど、どうなんだろう? ネットでは好評なのかな? サビは普通に良かったけど。




全体的な感想

やー、素晴らしかった!
個人的な意見なんだけど……『花物語』に関しては、五話一挙放送で良かったと思います。話の展開とか結構地味目ですし、沼地の過去は間を空けずに一気に聞いた方が理解しやすいですしね。
さあ、次は『傷物語』ですね、シャフトさん! 楽しみにしています!(にっこり)



以上、アニメ『花物語』の感想でした。
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非公開コメント

最後のifストーリーは良かったですネ、一緒に音楽聴いたり、キスしたり、雨の中で沼地が号泣するシーンと最後の対決シーンで、ああifでも沼地は、、、

花物語見て思ったんですけど神原の実の父親は貝木って事はないですかね?

昔好きだった人の娘ってだけで貝木があれほど執着するとは思えないし、足の速さと、ガハラさんのことが好きっていうのも遺伝と考えればww

年齢的に娘と一歳差の子をすきになるって色々まずくね

結局扇がどうして男だったのかは謎のままなんだよねー
終下巻で忍野の姪っ子として存在を認められてくらやみから逃れたわけだけれど、それより未来で自分を男として認識させることはくらやみ的にはどうなんだろ
怪異に性別なんて関係ないとか言われたらそれまでなんだろうけど
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Author:Mr.Kids
ライトノベルに現在進行形ではまっています。
読んだラノベの中でも特に好きなやつの感想を書いていきます。

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