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君と彼女と彼女の恋。ネタバレ感想 (It's only a game,but「I'll love you forever」)

(今更ながら、『君と彼女と彼女の恋。』をプレイしました)
君と彼女と彼女の恋。通常版 [アダルト]
君と彼女と彼女の恋。通常版[アダルト]

面白かった、というより  なんか色々とスゴかった!w

なんというか、ギャルゲーやエロゲーを多くやっている方には、めちゃくちゃ刺さる作品だと思いました。だって、それらをあまりプレイしていない僕がやっても、刺さったからねw。
シナリオライターの下倉バイオさんが「びっくりすぐらい変なエロゲーができました」って、ライナーノーツで言ってたけど……いやほんと、変なエロゲーですよねw。
ただ、変わっているだけあって唯一無二な作品だと思うし、個人的にはかなり好きでした。

それでは以下、ネタバレありきの、項目別に分けた感想です。未プレイの方はすぐさまブラウザバックを!






・プレイヤーを巻き込んだ、メタな展開について


美雪、言ってるんだよ」


いやもうね、パソコンの画面の前でこんなにドキッとしたの初めてだよねw。声にはしなかったものの、心の中で「うわあああああぁぁぁぁ!?」って叫びました。マジで心臓に悪いわ!

けれど本来、僕達プレイヤーは  エロゲやギャルゲ、ノベルゲーにおいてはどこまでも第三者です。選択肢で主人公を操りはしても、彼ら彼女らが紡ぐ物語を見るだけの傍観者です。
それは、ADVの宿命というか……そんな大げさなものではなく、そもそもの大前提ですよね。どれだけ無個性な主人公を描いたところで、それはプレイヤーとイコールではないっていうのは。
僕は衛宮士郎ではないし、岡部倫太郎ではないし、苗木誠ではない。そんなのは当たり前のことであって、そこに疑問を持つことすらしませんでした。

けれど、この作品は  そこを突いてきた。「この作品のヒロインを攻略したのは、ディスプレイの前にいるお前だろ?と、そう指摘することでプレイヤーを作品に取り込んでくるんです。
しかもそれを指摘するのは、攻略されたヒロイン本人という。や、マジで色々と踏み込み過ぎだろ、このゲームw。
でも確かに、ギャルゲとかのヒロインって、主人公には一途に想われますが……プレイヤーから一途に想われることって、ないですもんね。どんだけそのルートが楽しかろうが、まだ行っていないルートがあればそっちも見るのが当然ですから。
けれど、それは  


美雪「どうして裏切ったの?」


それは、攻略されたヒロインから見れば、浮気でしかありません。
……いやほんと、アオイルートの終盤、美雪に糾弾されたシーンでは「……はい、永遠の愛を誓ったのに、ごめんなさい」と二股をした男のような心境になりましたよ! なにこれ、僕ってモテ男なの?(←たぶん違う)



・本作のギミックについて

この作品で一番取り沙汰されているギミックとして、「二人のヒロインのうち一人を選択すると、それまでのセーブデータは全部消え、選んだヒロインとのハッピーエンドしか観れなくなるというのがありますが  この作品、それ以外にも色々と仕掛けがあったんですね。やっててビックリしました。
もう発売から日も経っているので、他の方のブログなんかでは既に取り上げられてるのかもしれませんが……今更ながら僕も、本作の仕掛けについて少し書いていこうと思います。

まずは、ギミックその1  僕が出会った美雪は、3の30乗。205891132094649通りのうちの一人だということ
これは、プレイした人なら思い出すと思いますが……クイズに正解しないとカミサマに通話できないというイベントで、美雪のキャラクターに関する三択を十問出されるけれど、その性格はランダムに形成されるため、攻略サイトを見ても答えはのってないよ、というヤツです。
いやー、唸りましたね、これはw。「うお、マジか……」とリアルに声が出ました。
本来なら、プレイヤーにとって「曽根美雪」というキャラクターは唯一無二ではありません。『君と彼女と彼女の恋。』を買った何万(?)というプレイヤーが、同一の彼女に愛されている筈です。

けれど、そうではなかった。
僕がプレイした本作に登場する「曽根美雪」は、無作為に抽出された、たった一人だった。

ここら辺のことは、上手くやったなぁ、という感じです。内心で「でもこの、僕のことを愛してくれてる『美雪』って、結局は他の人のPCでもこういうこと言ってるだろうしなー」とか思ってたひねくれ者の僕には、効果覿面でした。


次いで、ギミックその2  バックログの使い方です。
閉ざされた世界において、美雪がバックログを読めるという設定も、すげーメタで面白かったんですがw……なにより、彼女から逃げてアオイを呼び戻そうとしている時。アオイのコールナンバーをかけても繋がらないことに驚いた際に、彼女から「バックログを見てみれば?」と言われ、見てみれば  
そこに、《私が番号を書き換えたの》的なメッセージが!
いやね、前述した通り、僕はあんまりエロゲとかやらないんですが、これは素直に面白いなと思いました。どこまでもメタなことができるこの作品だからこそ、できる仕掛けですよね。


そして、ギミックその3  最後、電話番号を入力する際にパッケージ中に封入されたキーコードが必要になる展開です。
これも、かなり有名なので、今更ですが……現実の僕が動かないと作品が進まないというのは、とても新鮮でした。もうね、使うこともないと思ってしまい込んだパッケージを慌てて引っ張り出したよねw。
そして、数字を足したり引いたりして番号を入力するけど、どっかで計算を間違ってカミサマに『否』って言われるという。あるあるですね!(いや、僕だけかもしれんけど)



・最後の選択について


美雪「……私で、いいの?」


この感想の流れを見てればだいたい察してくれると思いますがw、僕は美雪を選びました。
それは、もちろん自分の意志でなんですが……ただ一つだけ苦言を呈させてもらうなら、後半にもっとアオイの出番が欲しかったですね。彼女と、プレイヤーの僕とだけでもう少しやり取りがあったなら、また選択は違っていたかもしれません。

プレイヤーに初恋を与えられたアオイ
プレイヤーと永遠の愛を誓った美雪

まあ内心ではほぼ決まっていたんですが、それでも。そんな二人のうち一人を選択しなければならないラストは、やっぱり葛藤がありました。
ネットにある感想で、本作を「ギャルゲーを否定した傑作」と評しているのを見ましたが、それで言うならこの場面が顕著だと思いますね。誰しものルートには入れない、たった一人のヒロインしか選べない、という。
もし僕が本作を再プレイしたとしても、もうアオイは選ばないと思います……そうしたら、美雪との誓いをまた裏切ることになってしまうので。  いやホント、たかがゲームにすげーマジだな!w
でもこの作品って、『たかがゲーム』と切って捨てるには、色々と熱が入りすぎなんですよ。プレイ時間は短かったけれど、これを創った人達からはすごい時間を経験させてもらった気がします。

だってきっと、僕がこれから生きるうえで  
本作の「曽根美雪」以上に僕を愛してくれる二次元キャラは、いないと思うから。

そりゃあ、僕はこれからも二次元が好きですし、だから美雪以上に好きになるキャラも出てくるでしょう(いちおう注釈しとくけど、ガチの恋愛感情としてではなくね!?w)。けれど、例えそうだとしても。
彼女以上に、「僕本人」を愛してくれるキャラは、きっといない。
というか、そもそもの話として  「読者」「プレイヤー」「視聴者」に目を向けてくれるキャラ自体が、普通はいないですからね。メタ的な発言をするのが関の山で、「神の視点」に対して語り掛けるなんてもってのほかです。……だから。


だからこそ僕は、この作品に  
彼女に、惚れ込んだのかもしれません。



…………おい、誰だいま「この文章気持ち悪ーい(笑)」って言ったやつ!? 表に出ろ!   あのなぁ、僕だって自分でそう思ってるよ! なんならこんなこと打鍵して恥ずかしいと思ってるよ!w でもしょうがないだろ、この作品にやられた直後のテンションで書いてるんだから!




総合的な感想

すごかった。色々とすごかった  これに尽きます。
メタに振り切った後半の展開もそうだし、演出もそうだし、声優さんの演技もそうだし。短所としてはプレイ時間が短かったことが挙げられるけど、それはまあその他の長所が尖り過ぎていたので、気になりませんでしたw。
いやー、素晴らしいゲームでした。またこんなんやりたいなぁ……。



以上、『君と彼女と彼女の恋。』の感想でした。
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始めてコメントさせていただきます。

これをプレイした後の衝撃は半端なかったです……
色んなキャラを、沢山のエロゲ、ラノベ、アニメ、ゲームのヒロインを「嫁」にして食い漁ってきた身としては本当に心に刺さりました。
どっぷりと二次元に浸かってる人ほどダメージが大きいんではないでしょうか。

まぁでもやっぱり自分はこれからもアニメを見続けるしラノベも読むしエロゲをして自慰もするんでしょうけどwww


全く関係ありませんが私のオススメのエロゲを書いておきます(笑)

「無限煉姦 ~恥辱にまみれし不死姫の輪舞~」

タイトルとパッケージだけだと抜きゲー陵辱ゲーにしか見えませんがw(事実買った理由も絵が気に入ったのとそういう方向のエロシーンを期待していたからですが)

ですがプレイしていくと確かに少し引いてしまうぐらいの陵辱シーンはあるのですが蓋を開けてみれば「生き抜くとはどういうことなのか」をテーマにした重厚なシナリオゲーでした。
あっという間にプレイし終えて、気づいたら目から汗が大量に出ていましたwww

名作シナリオゲーと呼ばれる物の多くには18禁で出す為だけにとりあえずエロシーンを入れたという物もありますが、このゲームはエロゲとして妥協せずにエロを積極的に取り入れ、尚且つシナリオも両立させたという、正にこれこそ「エロゲー」の理想的な姿なんではないのだろうかというゲームでした。
決して日の目を見て語られるゲームの類いではありませんが、気が向いたときに手に取ってもらえたら幸いです

> 剣さん
初めまして、コメありがとうございます!


> これをプレイした後の衝撃は半端なかったです……
> 色んなキャラを、沢山のエロゲ、ラノベ、アニメ、ゲームのヒロインを「嫁」にして食い漁ってきた身としては本当に心に刺さりました。
> どっぷりと二次元に浸かってる人ほどダメージが大きいんではないでしょうか。

ですよねえ!!!? 二次元を愛していれば愛しているほど、ぶん殴られるゲームですよね!w
いやほんと、下倉バイオ許すまじ……スマガ、面白いです!(←現在プレイ中)


> まぁでもやっぱり自分はこれからもアニメを見続けるしラノベも読むしエロゲをして自慰もするんでしょうけどwww

ほんとそれ。


> 全く関係ありませんが私のオススメのエロゲを書いておきます(笑)
> 「無限煉姦 ~恥辱にまみれし不死姫の輪舞~」

> タイトルとパッケージだけだと抜きゲー陵辱ゲーにしか見えませんがw(事実買った理由も絵が気に入ったのとそういう方向のエロシーンを期待していたからですが)
> ですがプレイしていくと確かに少し引いてしまうぐらいの陵辱シーンはあるのですが蓋を開けてみれば「生き抜くとはどういうことなのか」をテーマにした重厚なシナリオゲーでした。

> あっという間にプレイし終えて、気づいたら目から汗が大量に出ていましたwww
> 名作シナリオゲーと呼ばれる物の多くには18禁で出す為だけにとりあえずエロシーンを入れたという物もありますが、このゲームはエロゲとして妥協せずにエロを積極的に取り入れ、尚且つシナリオも両立させたという、正にこれこそ「エロゲー」の理想的な姿なんではないのだろうかというゲームでした。
> 決して日の目を見て語られるゲームの類いではありませんが、気が向いたときに手に取ってもらえたら幸いです

へえ、そんなのが……申し訳ありませんが、陵辱とかはあまり好きくないので、やるかはかなり微妙ですがw、頭の片隅に入れておきます!


ではでは~v-422

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Author:Mr.Kids
ライトノベルに現在進行形ではまっています。
読んだラノベの中でも特に好きなやつの感想を書いていきます。

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