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劇場版『STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』 ただの感想 (それは、世界線を駆け抜けた彼のために)

(本当に今更ながら、『劇場版STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』を視聴しました)
劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ [Blu-ray]
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今まで観てなくてマジですいませんでした!!!(絶叫)

あのですね……僕はシュタゲの原作が大好き過ぎて、 「あのエンディングの『その後』を描くだあ?   はっ、バカ抜かすんじゃねーやい。あれこそ、『STEINS;GATE』という作品の到達点なんだから、映画なんか作っても蛇足になるに決まってるやろ!」と思ってたんですよ(だからこそ、今更になっての視聴です)。

それが蓋を開けたら  な ん で す か こ れ。むしろ、ファンこそ観ておくべき映画じゃないですか、やだー!
今更ながらぼかあね、脚本をやった花田十輝さんをべらぼうに絶賛したい。あんた天才だよ!

それでは以下より、項目ごとの雑感想になります。なんかもう、ノリと勢いだけで書くぞ!




・気に入ったシーン

ラボに駆け込んだ紅莉栖がオカリンのことを思いだし、涙するシーン。まゆりが、紅莉栖からオカリンの名前を言われて  「オカリン……誰かわからないけど、なんかね? この名前を言うと、とっても心が温かくなるのです……。どうしてかな……?」と呟くシーン。紅莉栖とオカリンが、最後(仮)の口づけを交わすまでの一連の流れ、などなど。本作は名場面がてんこ盛りだったわけですが、僕は何よりも、このシーンに心打たれました  

紅莉栖「岡部、消えてなくなってしまうのよ……? 私、見たの……あなたが存在しない世界を。まゆりと橋田と私……三人のラボを。……誰も、岡部の記憶がないラボを!   それは! 死ぬよりも残酷なことよ!? 生きていた証も、意味も、ここからなくなってしまうのよ!?


岡部    構わない


これは、いくつもの世界線を渡り歩いてきたオカリンが、そのせいでシュタインズゲートの世界線に留まれないと判明し、そのことについて紅莉栖と言い合う場面です。
これはね……やられたというか、なんというか……すっげえオカリンらしい場面だな、と思いました。

今まで過去を変えるために自分の精神を摩耗させ続け、それでも  この場所に辿り着きたかった。シュタインズゲートに到達したかった、オカリン。
それは、まゆりのため。そして紅莉栖のために。  色んな思いを犠牲にして、色んな悲劇を目の当たりにしても。岡部倫太郎は、彼女の、彼女達のために、数多の世界線を走り続けてきました。

時には、心ごと壊れそうになってしまいながら。

その苦痛を覚えているからこそ、紅莉栖には……同じ苦痛を背負わせられないと。そう思ったオカリンが、自分は消えても構わないと紅莉栖に告げた時、彼の物語を追体験している一視聴者としては  「ああ、そうだよなあ……」と妙に納得してしまいましたw。

この場面を観たら、劇場版だアニメオリジナルだなんていうのは、どうでもよくなりましたね。  この作品で描かれているのも、ちゃんと「岡部倫太郎」なんだと。そう、知らしめられました。




・気に入った小ネタ

個人的にすげえたまらんかったのは、あれ  鈴羽ルートのエンディングの記憶が、デジャヴとしてオカリンにフラッシュバックした場面ですね。確かに、デジャヴが作中で言及されたものなら、あの場面を思いだすのもあり得る話だもんな……いやあ、あれはやられた。  あんなんはね、原作厨大喜びですぜほんま!w

あと印象的だったのは、原作でもフューチャーされた「牧瀬紅莉栖の欲しがった『マイフォーク・マイスプーン』を、紅莉栖がオカリンのことを思いだすアイテムとして使ったことですね。オカリンがあれをプレゼントするのも素敵なら、それを貰った紅莉栖が「オカリンのくれたもの」とそれを大事にして、その結果、物語のキーアイテムとして機能するとかね……センス良過ぎですw。

そして、なんと言っても外せないのが  鳳凰院凶真っていう設定は、実は紅莉栖が過去のオカリンに与えたものだった、っていうあれね! たぶん劇場版を作ることになってからの、後付け設定なんだろうけど……ああまで上手くやられちゃったら、「そういうのありやん? むしろ、その設定素敵やん?(謎の関西弁)」ってなっちゃうよな!




・本作にて描かれたことについて

前述したように、『STEINS;GATE』という作品は本来、原作で完膚なきまでに終わっています。シュタインズゲートに辿り着いたオカリンが、救われた紅莉栖と知り合ってエンド、という  希望を持たせた、まさにトゥルーエンドという言葉がふさわしい終わり方で。

なので、そうして終わった以上  彼ら彼女らの「その後」を描くのは、どうやっても蛇足になると思いました。……というか、ぶっちゃけた話をすれば、本作はやっぱり「蛇足」ではあると思うんですよね。

でも、蛇足ではあるけれど  それ自体が。
そもそも本作単体が、予想以上に素晴らしいものでした。


それは、どうしてかというと……本作の主役を、オカリンではなく「牧瀬紅莉栖」に据えたこと。この一点に尽きると思います。


主役をオカリンにしてしまうと、また「映画」として一本の物語を作る時、どうしても本編の焼き直しになってしまうというか  「ラボメンの誰かを再び救うために、もう一度オカリンが動くという風な構図になってしまうと思うんですね。

それは、本編でさんざんやったこと(紅莉栖、まゆしぃを救おうとするオカリンの図)なので、そんなものを見せられても、こちらとしては「いやいや、せっかくシュタインズゲートに辿り着いたのに、またオカリン苦労させられるのかよ……そんなん見たくなかったわ」となりかねない訳です。

ですが、本作はそうしなかった。ちゃんと「シュタインズゲート世界線」という、「トゥルーエンド後の世界」であることを踏まえて、キャラクターたちにこれ以上の問題は起こさせなかった。
そして、その代わり。本作は……作中において、ずっと誰かを救う側だった、主人公を。


      岡部倫太郎を、救ってあげる物語にした。


……これ、もうこのアイデアを出した時点で、この映画の勝利ですよね。だって、これなら納得だもん。シュタインズゲートの世界線で、オカリンに問題が生じてしまうことも。それを救う「物語」として、一本の作品を作ることも。


何度も言いますが、僕はこの作品、作られなくても良かったと思います。  ですが。
観終えたいまは、この作品  ただ単純に、滅茶苦茶大好きです。




総合的な感想

いやあ、最高。ほんと最高でした。
思わず、原作引っ張り出してやり直したくなったもんな……本当、こんな素晴らしい映画を今まで観てなくてごめんなさい。あの頃の僕には、『原作トゥルーエンドのその後』なんてもの、受け入れられなかったんや……(震え声)。
そして、記事全体としては真面目なことばかり取り上げましたが、本作はより単純に「クリスティーナ可愛い」とか、「クリスティーナ愛おしい」とか、そういうキャラ萌えの部分を満たしてくれたりもして、マジで良い作品でした。……紅莉栖が資料を調べるために、だるんだるんのTシャツ姿でベッドに四つん這いになった時、胸元があけっぴろげになってドキドキしちゃったやつ、怒らないから正直に手を挙げなさい。  はい!



以上、『劇場版STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』の感想でした。
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Author:Mr.Kids
ライトノベルに現在進行形ではまっています。
読んだラノベの中でも特に好きなやつの感想を書いていきます。

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