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業物語 ただの感想 かれんオウガ&つばさスリーピング (Nice to meet Me/ハッピーエンドを二人に)

(今更ながら『業物語』を読みました。今回も三編がそれぞれ独立した話っぽいので、短編それぞれに感想を書こうと思います)
業物語 (講談社BOX)

『かれんオウガ』

ええと、うん……あんまりだったぜ!w

内容としては一応、これまで本編でやってこなかった「阿良々木火憐を解体する」というものなので、目新しさはあったんだけど……ぶっちゃけるとこれ、単純に楽しくないよね!(失礼)


《食物難に陥った際、チョコレートを食べて

火憐「ぱくっ。がりがり……。ああ、感じる! ポリフェノールを感じるぜ!
忍「ポリフェノールの有無を感じられるって、どんな繊細な舌なんじゃ


こういう、忍ちゃんとのやり取りは、結構楽しかったんだけど……残念ながら、そこはあまり描かれませんでしたし。  会話劇メインの作品なんだから、もっと楽しい会話、してもよかったのよ?

皆さんご存知の通り、阿良々木火憐というキャラクター自体はすごく魅力的なので、たまに地の文が面白かったりもしたんですが(アドバイスをくれる阿良々木くんに対して、内容がよくわからないから《ぶん殴ってやろうかと思った》って酷い)  色々とイベントが起こる割にストーリーが淡々としていて、盛り上がりきらないまま終わってしまった感じです。


火憐?「そのまま前に進め、道を


ただ、最後の展開で  猪突猛進、明るい馬鹿、愚直な正義の味方というイメージの彼女の中にも、そういう「冷静な彼女」がいるらしいことを示唆して終わったのは、良かったと思いました。だから結局のとこ、火憐ちゃんの師匠は……自分の知らない自分を見つけさせるために、火憐ちゃんに山籠もりをさせたのでしょうか?(疑問形)

阿良々木火憐という自分を、阿良々木火憐は一面的にしか知らなかった
だからこそ、自分の知らない自分を把握させるために  会いに行かせた

という話なのかな。よくわかんないけど(おい)。
とまあ、そんなことより! 結局、そんな魅力的ではない本作で、それでも一番よかったのは  

火憐《全身がくまなく筋肉痛だし、足の皮はあちこち剥けているし、膝はがくがく笑ってるし、腕もずきずきひきつっていて、体力もほとんど尽きかけている。野草をいくら詰めこもうと空腹は絶え間なく空腹だし、栄養は絶対足りていない、高山病にこそなっていなくとも、今でもまともに思考できているとは言い難い  つまり



「……つまり、ベストコンディションだ」



この名言を、もう一度聞けたことですね!w
そんな楽しくはなかったけど、これを読めたからもう全部許した。そんな短編でした。




『つばさスリーピング』

久しぶりの忍野さん登場でやったぜ(小並感)。

ただ、内容としては……「え、それだけ?」という感じでしたが。というか、「バサ姉が忍野さんを説得し終えるまでの話」だと思ってたのに、説得し終わってないってどういうことなのさ……せめて、そこまでは描き切って欲しかったというのが本音です。
ということで、大きな不満は残った本作でしたが  


忍野助けない。人は一人で勝手に助かるだけだよ、委員長ちゃん  


<羽川>
冷たいというより、厳しい
 他人にというより、自分に

久しぶりに、飄々とした忍野さんの言葉が読めたり、すらすらと入ってくるバサ姉の地の文が読めたりと、そいうところでは魅力的な本作でした。バサ姉の語りにいちいち口を挟んでくる忍野さん、イイネ!

羽川(忍野さんも、『怪異はなんでもかんでも退治すればいいってもんじゃない』って考え方なんですよね?)
忍野(うん、まあ、そうだね。影縫ちゃん辺りは、だいぶ発想が違うんだけど)
羽川(そうですか  え、ちょっと待ってください。影縫さんのこと、影縫ちゃんって呼んでるんですか?)

ここは笑ったw。バサ姉とまったく同じことを、僕も思いました。確かに、女子をちゃん付けで呼ぶことに定評のある忍野さんだけど、まさか影縫さんもだなんて……! それこそ、阿良々木くんがそう呼んだら  「全身の骨という骨、全部砕いたろうかおどれ」みたいなことになりそうですけど! 忍野さんは大丈夫なのだろうか……あの人に粉みじんにされたりしないんだろうか。

あと、印象的に残ってる場面としては、ここもそうでした。

《双子の吸血鬼のうち、女のローライズが、バサ姉の胸をもぎにかかって  



羽川《やめろ。離せ
   そこに触っていいのは  阿良々木くんだけだ




名言過ぎるだろ! 愛が深すぎるだろ!(CV神原)
この短編もまた、物語としてはあんまり面白味のあるものではありませんでしたが……バサ姉がどんな想いで、二人の助けになろうと暗躍していたのか。それを知ることができた短編でした。


羽川好きな男の子親友と幸せになる手伝いができればと思ってるんですけど……」




総合的な感想

『傷物語』の劇場版公開に合わせてか、キスショットの過去の開示、忍ちゃん七変化(正確には四変化)、バサ姉の胸の話など  傷物語がらみの話が多かった本作。最初の『あせろらボナペティ』はそこそこ良かったけど、ぶっちゃけ、それ以外はイマイチでした。
なんだろうなあ……これ、あと二巻どうするのだろうか? 『愚物語』でも「つきひフィアスコ」とかいう最高の短編(異論は認めない)があったりしたので、これからもこの形式で書いていけば、面白い短編はちょこちょこ出てくる気がしますが  やっぱ蛇足感ハンパねえんですけど! 新刊より『混物語(じゅんビルド)』の方が楽しかったってどういうことなのさ。
とまあ、こんなことをうじうじ思ってしまいつつも、『撫物語』が出たらすぐに書店に走っちゃうんだろうけどね!   つ、次の刊こそ、手放しで褒められますように!(震え声)



以上、『業物語・かれんオウガ&つばさスリーピング』の感想でした。
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非公開コメント

こんにちは
今回も感想を一つ二つ。

まず一つ目
「やめろ。離せ。
   そこに触っていいのは  阿良々木くんだけだ」
羽川さんにとって今でも阿良々木くんは特別な存在なのだと改めて感じた一言でした。

二つ目
吸血鬼の因子のくだりはどうしても後付け感がぬぐえませんでした。今までそんな話まったくない状態でそんなこと言われるとなんというか・・・白けましたね自分は。

最後に、混物語の感想待ってますね(ニッコリ

ではまた

まあ、続編やスピンオフに、「過去あったネタを無理矢理拾おうとして後付け感が出てしまう」てのは割とありがちですし、まあそこは悪しからず…

つばさスリーピングの忍野さんを見てると何となく思うんですが、忍野さんから見た阿良々木君って、「昔の自分」みたいな位置付けだったんだろうなあと。

お人好しで、他人に甘い。
そう言う甘い自分を自制して、常に
他人を想っているからこそ厳しくあろうとしているメメと、自己愛が欠けていながら自己を保とうと他人を愛し続ける阿良々木君は、似て非なるものなのかもしれません。

…………さて、じゅんビルドの感想を期待しながら、ノックにおける哀川さんの振る舞いを見返すか。

またまたコメントさせていただきます。

かれんオウガは、花物語の神原みたく火憐の意外な一面が見れるかとも思ったのですがそんなこともなく、可もなく不可もなく、といった感じです。やっぱり突っ込み担当が不在気味だったからですかね。

つばさスリーピングは、やっぱり久しぶりに忍野の登場で嬉しいでした。今まで阿良々木君と忍野の会話劇が主で、阿良々木君抜きの会話は一味違うように感じました。あと、やっぱり忍野はお人好しだなと思いました。恋物語で貝木が様々な屁理屈を探しに探して、戦場ヶ原を助けるための動機を見つけたように、今回の忍野も結局は自分のポリシーを曲げることなく阿良々木君に手を貸すことができる口実を作るために、羽川から話を聞いたのでしょうし。

今回は傷物語の公開に合わせての吸血鬼関連の話が多かったですね。それこそ羽川関連については後付けめいていた気もしなくもないですが、ここまで色々設定を作ったのなら、人間シリーズのように独立した吸血鬼メインの物語を書いてくれないかな、と考えてします。

長文失礼しました。
では、またお邪魔させてもらいます。

> frankさん
こんにちは! コメントありがとうございます!
コメ返し、滅茶苦茶遅れて申し訳ありません……こ、これ、見てくれてるかな?(震え声)


> 今回も感想を一つ二つ。
> まず一つ目
> 「やめろ。離せ。
>  そこに触っていいのは――阿良々木くんだけだ」
> 羽川さんにとって今でも阿良々木くんは特別な存在なのだと改めて感じた一言でした。

ほんとですね……恋自体は終わっていても、羽川の中にある「阿良々木くん」の価値は下がっていないことを、改めて感じられる一言ですよね。


> 二つ目
> 吸血鬼の因子のくだりはどうしても後付け感がぬぐえませんでした。今までそんな話まったくない状態でそんなこと言われるとなんというか・・・白けましたね自分は。

うーん、そうですね……デスエクスマキナが過ぎる、という感じもありましたねw。
やっぱり、オフシーズンって蛇足なん(ry


> 最後に、混物語の感想待ってますね(ニッコリ

oh...な、何も書くものがなくなったら、書くかもしれないです(ブルブル)


ではでは~v-422

> 赤味噌さん
コメントありがとうございます!
コメ返し、滅茶苦茶遅れて申し訳ないです……こ、これ、見てくれてるかなー!?


> つばさスリーピングの忍野さんを見てると何となく思うんですが、忍野さんから見た阿良々木君って、「昔の自分」みたいな位置付けだったんだろうなあと。

> お人好しで、他人に甘い。
> そう言う甘い自分を自制して、常に他人を想っているからこそ厳しくあろうとしているメメと、自己愛が欠けていながら自己を保とうと他人を愛し続ける阿良々木君は、似て非なるものなのかもしれません。

ふんふん、なるほど……確かに、忍野さんが阿良々木くんに厳しいのって、『自分自身の甘さの部分』を阿良々木くんが体現してるから、っていうのもあるかもしれませんね。
あと、『自己愛が欠けていながら自己を保とうと他人を愛し続ける阿良々木君』って文章は、さらっと書かれてますが目からウロコでした。そう考えると、けっこう皮肉な存在ですよね、彼……。


> …………さて、じゅんビルドの感想を期待しながら、ノックにおける哀川さんの振る舞いを見返すか。

…………ひ、暇な時に書くかもしれないから、期待しないで待っててね!(白目)


ではでは~v-422

> 黒猫さん
またのコメント、ありがとうございます!
だというのに、コメ返しバキ遅れて、申し訳ない……こ、このコメ返しよ、君に届け!


> かれんオウガは、花物語の神原みたく火憐の意外な一面が見れるかとも思ったのですがそんなこともなく、可もなく不可もなく、といった感じです。やっぱり突っ込み担当が不在気味だったからですかね。

それはあるw。
火憐ちゃん、ツッコミできるキャラじゃないですしね……いま考えると阿良々木くん、仕事してたんだなあ……。


> つばさスリーピングは、やっぱり久しぶりに忍野の登場で嬉しいでした。今まで阿良々木君と忍野の会話劇が主で、阿良々木君抜きの会話は一味違うように感じました。あと、やっぱり忍野はお人好しだなと思いました。恋物語で貝木が様々な屁理屈を探しに探して、戦場ヶ原を助けるための動機を見つけたように、今回の忍野も結局は自分のポリシーを曲げることなく阿良々木君に手を貸すことができる口実を作るために、羽川から話を聞いたのでしょうし。

なぜこの作品の大人は、みんなひねくれ者ばかりなのか。
貝木も忍野もそうですが――真っ当にいい大人、というのが本作には欠けてますよねw。……ん? そう考えると、言動に嘘がない影縫さんはいい大人ということ……?(錯乱)

忍野と羽川の会話については、意外とコミカルでビックリした覚えが……忍野さん意外と楽しい人なのかも?


> 今回は傷物語の公開に合わせての吸血鬼関連の話が多かったですね。それこそ羽川関連については後付けめいていた気もしなくもないですが、ここまで色々設定を作ったのなら、人間シリーズのように独立した吸血鬼メインの物語を書いてくれないかな、と考えてします。

なにそれ、僕も読みたい。
個人的には、『物語シリーズ』には出てない吸血鬼をメインに、そこにキスショットとかが絡んできたら最高ですね……やばい、妄想が止まらな(ry


ではでは~v-422

楽しみにしてます

少し前にこのブログを見かけて物語シリーズの感想を一気読みしました。そうそう、さすが、そういう見方もあるんやと楽しく拝見させて頂きました。
んで今回、撫物語読み終えてまたまたやってきてしまいました。感想楽しみにしてます!自分的にはスピンオフの中で1番楽しめたので。どこでコメントしていいかわからずスレ違いでしたがお許しを(笑)
次は撫物語の感想にお邪魔します!

> 物語シリーズ大好きさん
初めまして、コメントありがとうございます!


> 少し前にこのブログを見かけて物語シリーズの感想を一気読みしました。そうそう、さすが、そういう見方もあるんやと楽しく拝見させて頂きました。

楽しく拝見して頂き、ありがとうございます! こういうコメントはマジで嬉しいっす!


> んで今回、撫物語読み終えてまたまたやってきてしまいました。感想楽しみにしてます!自分的にはスピンオフの中で1番楽しめたので。どこでコメントしていいかわからずスレ違いでしたがお許しを(笑)

撫物語の感想、更新しておきやしたぜ旦那!
僕としても、《オフシーズン》になってから一番、楽しめた巻でしたね……そのせいで、記事が長くなってしまったのはご愛敬。
時間がある際に、そちらも読んでやってもらえると嬉しいです。


ではでは~v-422
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Author:Mr.Kids
ライトノベルに現在進行形ではまっています。
読んだラノベの中でも特に好きなやつの感想を書いていきます。

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